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季刊『at(あっと)』11号、4月1日発売です

2008.3.27/at

【季刊『at』11号はコーヒー特集です】

* 書店での発売は4月1日以降になります。
今月が年度末のため、取次への新刊搬入数が膨れ上がって、書籍流通が渋滞しています。『at』11号は予定期日通りに見本ができたのですが、流通サイドの事情のため、書店店頭には4月1日から並び始めます。3月末の刊行予定から遅れてしまい、読者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、どうぞご容赦願います。お詫び申します。

* 特集  <小農民のフェアトレードを目指して>

     「コーヒー産業の現在 ― 激しい価格変動の中で儲けているのは誰か?」
 資源価格の上昇にともなってコーヒーの先物価格が上昇しています。しかし、主要な生産者である小農民の取り分が流通商社や焙煎業者の収益に比べて極小であることには変わりありません。植民地作物としての構造は強まりこそすれ弱まっていません。コーヒーの名立たる研究者たちによる精密な現状分析を通して、より現実的なフェアトレードを提案する、画期的な特集です。

主要論文
辻村英之さん 「コーヒーのグローバル・フードシステムと価格変動」
田中昭彦さん 「国際コーヒー価格の変動要因」
山田早苗さん 「国際コーヒー機関の歴史と役割」
圓尾修三さん 「コーヒーの国際価格上昇の影響」
井上礼子さん 「東ティモールのコーヒー産地に見るフェアトレードと小農経営」

季刊『at』の3号では、「コーヒーの世界システムと対抗運動」を特集し、コーヒー産地を中心に論議しましたが、11号は先物価格や国際機関など、コーヒーの世界・国内流通を中心に分析しました。11号と併せてお読みいただけると、コーヒーの全体像が見通せると思います。

* 特別寄稿
槌田 敦さん 「温暖化の脅威を語る気象学者のこじつけ論理」

 先年からエントロピー論にもとづく立場から、「地球温暖化のCO2原因説」を批判している槌田さんが、気象学会などでの論争を踏まえ、槌田理論を総合した論文です。CO2削減の翼賛体制というべきマスコミと学会共同の付和雷同ぶりを徹底批判し、化学者個人の理論的営みとして「曲学阿世」の学者たちの理論的責任を追求する独創的寄稿です。
批判・反論をお待ちしております。

* 山下範久氏の新連載が始まります
・「ポスト・オリエント」
 第一回 『リオリエント』から考え直す

気鋭の世界システム論者である山下さんが『リオリエント』(フランク著)の読み直しから出発して、新たな世界システム論構想を問う注目の論考です。

その他、いよいよ佳境に入りつつある上野千鶴子さんの「ケアの社会学」、柄谷行人さんの「『世界共和国へ』に関するノート」など話題沸騰の論文が掲載されています。
どうぞ手にとってお読み願います。
また、感想・批判をお寄せ願います。