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*『龍宮城』(小野登志郎著)は本日(4月28日)発売です。

2009.4.28/一般書/高瀬

*気鋭のライターによるノワール・ノンフィクションの傑作
 『龍宮城 歌舞伎町マフィア最新ファイル』がついに刊行されました。
四六判ソフトカバー248頁 定価(本体1143円+税)

・三年間の徹底取材によって描き出される、歌舞伎町でサバイバルする多種多様なマフィアたちのリアルな姿。中国残留孤児二世、三世を中心とする愚連隊「怒羅権(ドラゴン)」と中国人マフィアたちは、野心と欲望に身を焼くようにして上を目指す。上の上にある宝=玉手箱を手中にすべく、仲間とつるみつつ対抗し、警察とつるみつつ対抗し、ヤクザとつるみつつ対抗し、荒れ野の街をのたうち疾走する。彼らはまるで大小の龍の群れのようだ。
・ここには、学閥や閨閥や親の庇護などの実利をあらかじめ奪われ、差別と抑圧と排除のなかで、自分の体力・気力と欲望の強さと運だけを手立てにして仲間を作り、この世の快楽と金と権力を手中にすべく、ひたすらに荒々しく生きる悪党たちの声と顔と熱い肉体が渦巻いている。この作品こそ、日本で初めて生まれた若者たちのノワール・ノンフィクションなのだ。読めば、彼らの勢いに煽られ、彼らの悲哀に心打たれるだろう。

・目次一覧
 プロローグ  歌舞伎町午前八時
 第 一 章  境界線を生きるノワール・アクターたち
 第 二 章  怒羅権の男
 第 三 章  日本人たちの怒羅権
 第 四 章  中国残留孤児三世と日本のヤクザ
 第 五 章  中国人マフィアとその女
 第 六 章  「なしくずしの死」を生き抜く
 エピローグ  龍宮城の夢の跡へ