太田出版ニュース
1
「特定秘密保護法案」が衆議院を通過しました。まもなく参議院での採決を迎えます。
この法案は未来へ禍根を残すひじょうに問題のある法案です。
人は批判の目を意識しなければ、身を律することは難しい。
自らが批判・評価を受けることを覚悟する期間内での情報の公開が担保されなければ、
保身のためにとにかく情報を隠すということが横行しかねません。
そもそも特定とは何のことなのか、判然としません。
情報を基に自らの意見を作り出す民主主義の根幹にかかわる問題です。
衆議院の採決では、与党からも反対者が出ました。勇気ある決断だと思います。
参議院でも、議員の方々がぜひ今一度踏みとどまり、法案否決となることを願っています。
太田出版 代表取締役社長 岡 聡
1