現在のページ(パンくずリスト)
トップ > サブカルチャー > 書籍情報詳細

サブカルチャー

ゾンビでわかる神経科学

鬼澤忍(訳)

価格

2000円+税

判型

四六判並製

ページ数

332ページ

ISBNコード

9784778315269

搬入年月日
[?]

2016.7.19
※各書店・ネット書店により、購入可能となる日は異なります。

電子版発売

2017.2.10-

編集部より

ゾンビの脳について真剣に考える本です。

デジタル版はこちら!

  • ゾンビでわかる神経科学 キンドル版を購入
  • ゾンビでわかる神経科学YONDEMILLで購入

書籍の説明

ゾンビの脳は、どうなっているのか?

米国の神経科学者ふたりが、大真面目に考えた。ゾンビ研究の最先端、禁断の翻訳!!

***ゾンビ症候群の診断書***
病名:意識欠陥活動低下障害(Consciousness Decit Hypoactivity Disorder/CDHD)
症状:CDHDは後天性の症候群で、患者は活動を意図的に制御できず、無気力で疲れきったような動きを見せたり(運動感覚消失)、喜びの感覚を失ったり(快感消失)、全般的な言語機能障害(失語症)や記憶障害(健忘症)に陥り、摂食などの欲求行動や攻撃的「闘争・逃走」行動を抑えられなくなる。患者はしばしば、見慣れた物や人を認識するのが著しく困難になり(失認症)、持続性睡眠障害が慢性的不眠症という形で表れた結果、やがて「覚醒せん妄」状態にいたる。患者はまた、反社会的行動パターン(人をかんだり食べたりしようとする)も見せ、そうした典型的暴力行為の標的は生身の人間のみに限られる。いっぽう、ほかの感染者に対しては非常に強い向社会的な行動が表れる。その証拠に、感染者は群れ、「群知能」を発揮する。

【電子書籍について】
弊社・太田出版から発売される電子書籍のリリース情報&フェア情報は、電子書籍専門サイトHongram[ホングラム]でチェックできます。

目次

はじめに 011
犠牲を無駄にしてはならない 011

序論 013

第一章 グレイの(ゾンビ)解剖学 023
脳スキャナーなしの神経科学 025
広範な生物学的コミュニケーション・ネットワーク 029
脳のロードマップ 034
◉爬虫類の脳 034
◉爬虫類脳から人間的ネットワークへ 037
◉新皮質 044
ゾンビがひしめく地への旅 048

第二章 ゾンビは不死身羊の夢を見るか? 050
ハイチのゾンビとナトリウム・チャンネル 052
意識のスイッチを入れる 059
◉フォン・エコノモの偉業 062
◉睡眠と覚醒のしくみ 065
一日の再生としての夢 070
高速スイッチの重要性 073

第三章 のそのそ歩きの神経相関 079
動きこそ命 080
皮質経路 084
大脳基底核の刺激伝達経路 087
小脳路 092
◉敏捷なゾンビ 099

第四章 空腹も、怒りも、愚かさも、生きていなければ存在しない 101
三つのF―闘う(FIGHTING)、逃げる(FLIGHTING)、そして…… 105
怒りの分子 115
胃腸で考える(文字どおり) 119
大脳皮質下の脳 123

第五章 ゾンビ・アポカリプスに涙はない! 133
においは生ける屍の魂を好む 134
ミラー、脳のなかの鏡 141
感情の神経説をめぐる問題 145

第六章 舌―かんだりもつれたり 151
私の叫びが聞こえる? 153
◉コウモリの飛行 156
◉脳の驚異的な適応能力 160
◉人間の知覚はかなり優秀 168
「聞こえる」と「聴く」の違い 171
◉ヴェルニッケ野 173
患者「畜生!」 176

第七章 死者たちの「注意の解放障害」 187
脳の視覚地図 190
◉左右の区別 194
「where」経路 200
頭頂葉と注意 202
◉注意の解放 205

第八章 ところで、この生ける屍の顔は誰のもの? 211
顔認知のさまざまな顔 214
戦争と顔認知 217
「what」経路 222

第九章 どうして私が私じゃないの? 233
「すみませんが、先生、私は歩く死体にすぎません」 235
他人の手と意識的コントロール 240

第一〇章 生ける屍の心に輝く永遠の陽光 249
記憶とはかくも気まぐれなもの 251
◉n‐バック課題 257
長期記憶を「長期」にする261
ゾンビ・アポカリプスの世界では技能がものをいう 267
パペッツの回路と「フラッシュバルブ」記憶 270

第一一章 ゾンビ・アポカリプスと闘う……科学を武器に!
ゾンビ症候群の診断書 281
脳の乗っ取り……母なる自然流 292
◉ありがたくない菌類 293
◉支配する虫 295
◉ネコの糞で気が変になる 298
ゾンビ・アポカリプスを生き抜くための科学 302
◉脳刺激(時期尚早につき自宅ではまねしないでください) 302
◉科学で立証された生き残り術 311
謝辞 316
参考文献 ⅴ
索引 ⅰ

≫メディア掲載情報の登録

著者プロフィール

ティモシー・ヴァースタイネン
カーネギー・メロン大学心理学科および認知神経基盤センター助教授
ブラッドリー・ヴォイテック
カリフォルニア大学サンディエゴ校計算論的認知科学および神経科学担当助教授。

ともにゾンビ・リサーチ・ソサイエティのメンバーであり、来たるべきゾンビ・アポカリプスについて研究すべく助成金の申請を準備中。