かもめ食堂の荻上監督 新作は「トイレット」

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『かもめ食堂』(06)『めがね』(07)を立て続けにヒットさせた荻上直子監督の、3年ぶりとなる最新作『トイレット』が8月28日から公開される。

『トイレット』は、完全なる荻上監督のオリジナルストーリー作品。バラバラの生活を送ってきた白人の3兄妹と、日本からやってきた英語をまったく話せない祖母が共に暮らすことになり、そこからつむぎ出される家族ストーリーが描かれている。『トイレット』という大胆なタイトルは、トイレを「誰もが日に何度か行く大切な場所だが、所によっては形態も違えば紙で拭くか水を使うかなど様式も多種多彩、それぞれの文化の象徴」と捉え、つけられたもの。「ご覧になれば、なるほどとうなづける端的な題名」だそうだ。

荻上監督は94年に千葉大学を卒業後、南カリフォルニア大学に留学し、6年間の留学生活を終え帰国。今作は、「いつか北米で映画が撮りたい」という彼女の10年来の希望が叶い、全編カナダのトロントで撮影された。今回”ばーちゃん”を演じたもたいまさことは関係が深く、2005年には、もたいが出演する大ヒットコメディドラマ『やっぱり猫が好き2005』の脚本を手掛けたこともある。

『トイレット』は8月28日(土)から、新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、渋谷シネクイントほかで全国公開される。

【関連リンク】
・映画『トイレット』公式サイト
http://www.cinemacafe.net/official/toilet-movie/

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。