町ぐるみの本のお祭り、信州高遠で開催

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9月18日(土)~23日(木・祝)、長野県伊那市高遠(たかとお)町で、第2回「高遠ブックフェスティバル」が開催される。

長野県中部に位置する高遠町は、桜の名所として知られ、日本100名城にも選ばれた高遠城がそびえる信州・伊那の城下町。同町は”ブックツーリズム”(本を核とした観光のスタイル)を基本とする町おこしを進めており、まだ日本には存在しない郊外型の「本の町」を実現することに取り組んでいる。
この「高遠ブックフェスティバル」は、ブックフェアやブックフェスティバルと聞いて一般的に考えられる、出版社のプロモーションや本の売買だけのイベントではなく、書店やイベント会場、さらに高遠の市街地全体を舞台に、本にまつわるあらゆるイベントが行われる。

昨年8月に行われた「第1回高遠ブックフェスティバル」は二日間だけの開催だったが、今年は期間が一挙に6日間に拡大。マンガ家のしりあがり寿と共に町を練り歩き、灯篭を作る「しりあがり寿と灯籠を作ろう!」や、傍聴ブームを生んだ北尾トロ原作の映画『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』の特別試写会をはじめ、
・買ったはいいが、読んでいない本のエピソードを語る「第2回 読んでない本大賞」
・落書きや書き込みのある教科書を展示し、なおかつ本人がそれを語る「『俺の教科書』と痕跡本展示」
・小説の登場人物や文豪になりきる「文芸コスプレ喫茶」
さらに、若手劇団が古書店で行うステージアート、地元歴史ボランティアによる高遠歴史散歩、本回りの家具展示販売、読み聞かせ、読書会、ブックカバー制作のワークショップetc…、様々なイベントが用意されている。

第2回「高遠ブックフェスティバル」は、長野県伊那市高遠町内の町並み全域で、9月18日(土)~23日(木・祝)の10時頃~21時頃まで開催される。予約が必要なイベントも多いので、詳細は下記関連リンクにてご確認頂きたい。

※このページの画像はサイトのスクリーンショットです

【関連リンク】
高遠ブックフェスティバル
高遠ブックフェスティバルon Twitter
高遠ブックフェスティバル ~「本の町」はいい感じ!~ -デイリーポータルZ

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。