「鳥の巣」設計の中国人美術家が個展で来日

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11月19日(金)より、都内でアイ・ウェイウェイ(艾未未)の展覧会が行われる。

アイは1957年生まれの、中国を代表する現代美術家。その活動は美術、デザイン、キュレーションなど多岐に渡っており、北京五輪のメインスタジアムとなった『鳥の巣』を設計、建築したことなどでも知られている。その後、同作品は政府のプロパガンダに使用されたとして、五輪のボイコットを行った。

こうした反政府的活動の結果、上海にあるスタジオを取り壊すよう政府から圧力をかけられたアイ。今月初めには、スタジオを自身の手で破壊する抗議のパフォーマンスを計画していたが、当日に中国当局から一時自宅軟禁を命ぜられる妨害を受けるなど、国際的にも波紋を呼んでいた。

渦中のアイの作品を今回、展示するのは、東京・白金のMISA SHIN GALLERY。同ギャラリーの第一回目となる本企画展のタイトルは、氏の代表作の名称を冠した”Cube Light”。同作品は、アイが頻繁にモチーフとするシャンデリア作品の中で唯一の立方体にして最大の体積であるという。

会期中にはアイが来日、レクチャーを行う予定。日時は未定だが、決定し次第発表されるとのことなので、MISA SHIN GALLERYからの続報を待ちたい。

アイ・ウェイウェイの個展『Cube Light』は、MISA SHIN GALLERY(港区白金1-2-7)で、11月19日(金)から2011年1月29日(土)まで。開廊時間は火曜から土曜までの12時から19時。休廊は日曜、月曜、祝日。

(※この画像はサイトのスクリーンショットです)

【関連リンク】
アイ・ウェイウェイ公式サイト
MISA SHIN GALLERY

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。