向井理がピックアップした「好きな日本映画」3作とは?

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昨年、連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』で漫画家・水木しげる役を演じ、一躍国民的な人気俳優となった向井理主演の映画『僕たちは世界を変えることができない。』が9月に公開される。CMにドラマにと活躍を続ける彼だが、意外なことに映画の主演は今作が初。そんな彼が、日本映画を特集した『ケトルvol.02』で、好きな日本映画3本を挙げている。

「好きな映画のジャンルはサスペンス」と語る彼が、最初に挙げた映画は『ぼくらの七日間戦争』(88年)。実はこの映画、本誌が20~30代の男女を対象に「もう一度観たい映画」の聞き込みを行ったところ、かなり上位にランクインした作品だったのだが・・・?

「僕もまさにそうです。原作の宗田理さん、自分の名前と字まで一緒なので親近感があり、”ぼくらの”シリーズは小説も持っていました。大人に反発するにはまだ早かったと思いますが、基地が欲しいとか、みんなで何かを作りたいとか、男の子が好きなものが凝縮されてるんですよね」

そしてこの他には、田辺聖子原作・池脇千鶴主演の『ジョゼと虎と魚たち』(03年)と、小津安二郎監督の名作『東京物語』(53年)をピックアップした向井。渋い小津映画を選んだことからも分かるように、「派手な動きがあるものよりは”リアリティ”がある映画が好き」だそうで、実話をもとにした最新作『僕たちは・・・』も、ドキュメンタリーとフィクションの中間のような作品に仕上がっている。

◆ケトル VOL.02(8月12日発売)

【関連リンク】
ケトル VOL.02
映画 僕たちは世界を変えることができない。

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。