退屈な授業のお供「ペン回し」 世界的にレベルが高いのは韓国と日本

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10月15日発売の雑誌『ケトル』は、特集のテーマとして「文房具」をピックアップ。文房具にまつわるあれこれや、宮崎あおい、宮澤佐江(AKB48)、清川あさみらが語る「私と文房具」など、文房具に関するあらゆる情報を取り上げている。

今回取り上げるのは、学生時代に誰もが授業中にトライした”ペン回し”。退屈な授業中にクルクルとペンを回す練習をして、先生に怒られた経験を持つ方は多いと思うが、果たして「ペン回しに向いているペン」というものは存在するのだろうか? そこで、ペン回しの普及に努める「日本ペン回し協会」の役員・仲又暁洋さんのところへ伺った。

「長ければ長いほど、ペンは回しやすくなりますよ」。
そう語る仲又さんが勧めてくれたのは、寺西化学のサインペン『ラッションペン』。中心で持った時に左右の重さがほぼ均等なのが特徴のこのペンは、ペンの両端にキャップを付けた状態が基本スタイルで、さらに別のキャップを連結して長さを稼いでもいい。

回し方のコツは、最もオーソドックスな、中指の腹で1回転させる「ノーマル」と呼ばれる技なら、ペンの中心部から若干上を中指で支え、少し間隔を開けて親指と人差し指を添える。さらに、薬指のキワを優しく添えるようなポジションから始めると回しやすい。

「昔からあるペン回しですが、世界交流が盛んになったのはネット時代になってから」と語る仲又さん。世界的には韓国と日本が高レベルとされているが、タイにいる少数の天才プレイヤーの存在も世界に大きな影響を与えているそうで、近年は、ペン回しの達人技を音楽に合わせてつないだ「コラボレーションビデオ」と呼ばれ動画をネット上にアップする活動も盛んだそうだ。

◆ケトル VOL.03(10月15日発売/太田出版)

【関連リンク】
ケトル VOL.03
日本ペン回し協会
ラッションペン No.300-寺西化学工業株式会社

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。