氣志團&ゴールデンボンバー W翔対談「パクって怒られるかどうかはリスペクトの有無の問題」

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昨年、デビュー10周年記念”THE 対バンスタイル”シリーズGIG『極東ロックンロール・ハイスクール』で健在ぶりに見せつけた氣志團のリーダー・綾小路翔が、12月12日発売の『クイック・ジャパン』vol.99誌上で、”エアーバンド”として人気急上昇中の「ゴールデンボンバー」を率いる鬼龍院翔と対談した。

「音楽よりもステージ・パフォーマンスで注目」「世間ではイロモノ扱い」「過去の遺産を臆面もなくパクっていく、確信犯的な音楽性」など、何かと共通点の多い両バンドだが、本人たちはどのように思っているのだろうか? 

鬼龍院 「ずっと妄想の中でライバル視してたのは氣志團さんと電撃ネットワークさんだったんです」
綾小路 「氣志團と似てるようで全然違う。でも、きっとほとんどの人が気づかない部分ですごく似てるバンドだなって、強いシンパシーを持ったんです」

11月には対バンを果たした両バンド。やはりお互いに”似たモノ”を感じていたようだ。

そしてその後も対談は続き、バンドの核となる音楽性に話題が及ぶと、綾小路は、

「僕らも今まで、往年の名曲の歌詞やタイトル、アレンジなんかをちょっと拝借してとかってよくやったんですけど、怒られたことって一度もなくて。でも、同じようなことをやって、怒られてる人は周りにいっぱいいるんです。それは絶対に、相手にリスペクトが伝わってるかどうかで。怒るか怒らないかのポイントって、その部分なんですよ」

と断言。

「(ゴールデンボンバーは)決してこれはパクってるんじゃなくて、対象の持つ雰囲気だったりコード進行だったり歌い回しっていうのに対して、すごく真摯にオマージュを捧げてるんですよね」

と、綾小路が指摘すると、鬼龍院は「いやあ、ホントに、こんなに言い当てられたことはなかったです(笑)」と、すっかり驚いた様子で綾小路の主張に同意し、音楽性に関しても2人は相似性を認めた。

◆『クイック・ジャパン』vol.99(12月12日発売/太田出版)

【関連リンク】
『クイック・ジャパン』vol.99

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。