日本代表戦で、平日の売上が4倍になるスポーツバー

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ザックジャパン、なでしこジャパン、ヤングなでしこにU-23と、サッカー界では年代を問わず活躍が目覚ましい。この活躍が、明らかに経済効果を生んでいる場所がある。

サッカーで盛り上がる人の姿で思い浮かぶのが、渋谷のスクランブル交差点で歓喜するサポーターたちの姿だ。あれだけのサポーターが一体どこからと思うのだが、たいていの場合、渋谷のスポーツバーや飲み屋で観戦し、そのままスクランブル交差点になだれ込むという形が多いようだ。つまり、あれだけの人が観戦のためにわざわざ飲み屋に繰り出すということ。そこにはかなりの経済効果があるはず。

実際に、渋谷のスポーツバー『M-SPO』で話を聞いてみた。ここは「スポーツバーで応援するサポーター」の姿がテレビなどで紹介される有名店。実際に売り上げについて聞いてみると、「スポーツイベントがある日とない日では売り上げに大きく違いがあります。特に平日は、スポーツイベントがあると売り上げが4倍程度にはなります」と話す。そして、もっとも影響力があるイベントは何かと尋ねると「やっぱりサッカーA代表(ザックジャパン)ですね」と即答だった。

さらに客層にも変化がある。9月11日の日本代表対イラク戦で、店内には20代~30代の男性に加え、20代前半とみられる若い女性の姿が目立った。「最近では若い女性のお客様も増えています」と、店側でも変化を感じているという。加えて、この日は本田圭佑のCMでおなじみのミンティアも代表戦応援に乗り出し、店内ではサポーターにミンティアやオリジナルうちわを配るなどしていた。ミンティアを販売しているアサヒフードアンドヘルスケアは「応援で白熱し過ぎたらミンティアでクールダウンしてください」とメッセージを送っていた。

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。