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音楽

ニコ動出身人気アーティストがわざわざCDで作品出す理由説明

ニコニコ動画で、楽曲と物語とが結びついた作品を発表してきた「じん(自然の敵P)」のセカンド・アルバム『メカクシティレコーズ』が5月29日に発売された。“動画を見ながら音楽を聴く”という新たなスタイルの表現手段を確立した“じん”。6月12日発売の『クイック・ジャパン』vol.108で“じん”は、楽曲と物語の創作について、このように語っている。

「先に考えるのは物語ですね。最初は壮大なアニメーションというか、映画の予告編というか、物語の印象的なシーンをつないだようなものが頭の中で展開している感じなんですよ。要するに、見せ場のシーンが最初に決まっていて、そこから細かく考えていくんです」

そして一番最後に、「自分がイメージしていた情景がもう目の前に広がってるので、じゃあそれを歌にするならどうしようということで、歌詞を作っていきます」と、創作の過程を説明する“じん”。そもそも今作は、前作と対になるストーリーの作品だが、そのことも前作の時点で考えていたことなのだろうか?

「最初はファーストアルバムで終わらせる予定だったんです。でも作ってる最中で、『これは絶対に終わらない』と思って。だからセカンドですべてを言い尽くすようなものを作ろうと思っていました。まあ今回のアルバムを作っても、まだやりたいっていう気持ちが出ては来ちゃうんですけどね(笑)」

ニコニコ動画のような場所で曲を発表している彼に、改めて「CD」という形態で作品をリリースすることの意味を尋ねると、“じん”は、「手に入れたときに、自分の宝物になる気がする」「CDのケースを開けて手に取ってプレイヤーに入れるのは、小説の最初のページを開くような感覚に近い」と説明。「ネットで動画として見るのも、手軽だしすごくいいことだと思いますけど」と断った上で、あえてCDを出す理由として、

「パッケージにとてつもない魅力を感じるんですよ。なんかフワフワ浮いていたものを、完全に固定化して『一生持っていていいよ』という状態にしてくれる感じがするんですよね」

と、述べている。

◆『クイック・ジャパン』vol.108(2013年6月12日発売/太田出版)

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