夏最強のレジャー「花火×温泉」スポット紹介 ポイントは「頭にタオル」

お知らせ
スポンサーリンク

 夏の風物詩といえば花火。これからのシーズン、全国各地で花火大会が開催されるが、一方で「花火は見たいけど、あの人混みは苦手」という人もいるのでは。そんな人におススメなのが、温泉でリラックスしながら花火を眺めるという方法。というわけで今回は、夏最強のレジャースポットともいえそうな「花火が見られる温泉宿」をご紹介したい。

 まず、関東近県で長期間にわたって開催される花火大会として知られるのが、長野県の「サマーナイトファイヤーフェスティバル」。8月1日~9月6日までの約1カ月間(8月15日を除く)、20時30分~20時45分にかけて諏訪湖上で花火が打ち上げられる。この花火が見られるのが、上諏訪温泉の「ホテル朱白」。諏訪湖を一望する最上階の大浴場露天風呂からは、空に輝く花火と諏訪湖の湖面に映った花火を併せて堪能することができる。

 同じく諏訪湖を一望できる温泉宿としては「神秘なる諏訪湖に心癒される宿 上諏訪温泉 しんゆ」がある。こちらは大浴場で花火が見られるほか、湖側の客室も花火が見られるスポットになっている。お風呂ではのぼせてしまいそうな人や、ゆっくりお酒を飲みながら花火を楽しみたい人にはこちらがおススメだ。

 また、海辺のロングラン花火大会としては、静岡県の「熱海海上花火大会」が有名。7月20日、28日、8月5日、8日、20日、25日、31日、9月16日と3カ月にまたがって開催される。この花火を見られるのが、熱海温泉の「秀花園 湯の花膳」。熱海の海を一望できる屋上露天風呂から、迫力満点の海上花火を眺めることができる。昼間は熱海の海を楽しんで、夜は花火を満喫、なんていう夏らしい過ごし方もできそうだ。

 ちょっと贅沢に、プライベートな空間でお風呂と花火を楽しみたいなら、兵庫県の城崎円山川温泉にある温泉宿「銀花」がおススメ。7月29日~8月31日の月曜~金曜日(8月13日~15日は除く)にかけて「城崎夢花火」が開催されるのだが、この宿では客室に設けられた展望檜風呂から花火を眺めることができる。檜の清々しい香りに包まれながら、ゆったりと湯船につかり、そして夜空には花火がきらめく。これ以上ない贅沢が満喫できそうだ。

 ただ、花火を眺めながらの入浴で気を付けたいのが「のぼせ」や「立ちくらみ」。そこで温泉宿予約サイトを運営する「ゆこゆこ」の広報で、温泉ソムリエでもある笠原敦子さんに注意点を聞いた。

「入浴中は、体が水圧を受けることから血液が上半身(頭側)に集中しやすいので“のぼせ”になりやすい。のぼせやすい人は、入浴の際、頭の上に冷たい水をしみこませたタオルをのせるといいでしょう。一方、水圧から解放され血液が下半身側に移動することから、浴槽から出るときには“立ちくらみ”が起こりやすい。立ちくらみ防止には、熱いお湯をしみこませたタオルを。よく温泉で見かける光景『頭にタオル』は、乗せ方にひと工夫すれば快適な入浴タイムを過ごせます」(笠原さん)

 なるほど、頭の上にタオルを乗せるポーズは、ちゃんと意味のあることだったらしい。花火を楽しみながらの入浴の際にはぜひとも取り入れたいところだ。

【関連リンク】
お風呂に入りながら花火の見られる宿(ゆこゆこネット)

【関連記事】
伝説のダイオウイカが国立科学博物館に登場 特別展『深海』
サンダーバード2号と力を合わせて街を救え! 『サンダーバード展』
ワンピースやドラゴンボールの世界を体感 少年ジャンプのテーマパーク誕生
日本の妖怪史をたどる『大妖怪展』 ゲゲゲの鬼太郎の原画も登場

※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。