“永遠の中学生”謳う私立恵比寿中学 「現役中学生は残り1人」に葛藤

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“ももクロの妹分”としてデビューしたアイドルグループ「私立恵比寿中学」が順調にステップアップしている。昨年から今年にかけて、日本青年館、中野サンプラザ、よみうりランドと、ももクロと同じ順番でライブを行った彼女たちの次の目標は、やはり日本武道館ということになるのだろうか? 『クイック・ジャパン』vol.108で、「出席番号1番」の瑞季は、「本当に大きな目標です」と言いつつも、このように語っている

「私たちが武道館でやりたい理由ってなんだろうって考えたら、ただ何もわからず、武道館でやりたいって言っているだけだよねって。だから、そんなにすぐやりたいとか、早く武道館に行きたいとかという感じではなくて、エビ中が武道館でやるにふさわしい存在になって、それからでも全然いいかなって」

その夢が叶うその瞬間について、「私と真山(りか)がエビ中を卒業するときとか?」と、冗談めかして語る瑞季。ただ、「永遠に中学生」をキャッチフレーズとする彼女たちだけに、卒業が頭をよぎることもあるようだ。

「最初に(卒業を)想像したのは中学3年生のときで。その頃は『永遠に中学生』の曲はあったんですけど、まだ『永遠に中学生』制度(※)はできていなくて、真山と『たぶん卒業だよね』って話していて、『卒業式は一緒にやろうね』って。(中略)エビ中は中学生だし、ライブも学芸会とか文化祭とか体育祭とかだから、この先どうなるんだろう、という気持ちはあります」

そんな言葉で卒業を語る瑞季は、来年、エビ中から「現役の中学生」が1人もいなくなることについて、「そこは正直、考えたりしますね」「誰も中学生がいないのに『永遠に中学生』って言うのは、ちょっと恥ずかしくない?」と、思っているのだとか。しかし彼女は、

「最初のうちは『なんだ、中学生か』ってくらいの印象かもしれないですけれど、見ていけば見ていくほど、おもしろい部分が発見できたり、見ている側にどんどん発見があるグループだと思うので。その魅力を見つけてもらうのが楽しいんじゃないかなと思います」

と、エビ中の魅力について語っている。

(※)高校1年なら「中学4年生」、20歳なら「中学8年生」となる制度

◆『クイック・ジャパン』vol.108(2013年6月12日発売/太田出版)

【関連リンク】
『クイック・ジャパン』vol.108

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。