生誕110年 没後50年 『小津安二郎の図像学』展開催

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12月12日(水)より、東京・京橋の「東京国立近代美術館フィルムセンター」にて、映画監督・小津安二郎の世界を読み解く展覧会『小津安二郎の図像学』が開催される。

この展覧会は、今年生誕110年、没後50年を迎えた小津安二郎の作品の視覚的要素や、監督に美的影響を与えた芸術などに着目し、小津作品を読み解くもの。小津の誕生日であり命日である12月12日を初日とする同展では、これまで独自の画面作りや脚本術で語られることの多かった小津監督の作品と実生活における絵画、デザイン、文字、色彩に注目し、洒脱で軽やかな感覚を明らかにしている。

会場は、「絵画の小津安二郎」「図案の小津安二郎」「文字の小津安二郎」「色彩の小津安二郎」と、小津作品の美術監督・濱田辰雄に注目した「小津安二郎の映画美術―濵田辰雄の仕事」という構成で展示。小津家愛蔵の浮世絵、小津自身のデッサン、絵コンテ、レタリング、さらに使用台本や小道具などが展示されるほか、日本映画・テレビ美術監督協会の協力により『秋刀魚の味』(1962年)で制作された小津デザインの看板(とんかつ屋ほか)が再現される。

『小津安二郎の図像学』は、2013年12月12日(水)~2014年3月30日(日)まで、東京国立近代美術館フィルムセンター 7階展示室(中央区京橋 3-7-6 東京メトロ「京橋駅」徒歩1分)にて開催。開室時間は11:00~18:30。休室日は月曜、12月28日~1月6日。料金は一般200円。

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【関連リンク】
小津安二郎の図像学-東京国立近代美術館フィルムセンター

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。