HKT48兒玉遥 後輩にセンターポジション奪われ3か月間苦悩

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2011年のHKT48設立時から常にセンターに立ってきた兒玉遥が、2013年4月からAKB48との兼任を続けている。ずっと“博多の絶対的エース”として活動してきた兒玉だったが、昨年3月に発売されたHKTのデビューシングルでは、センターを外されるという屈辱を体験。そんな彼女にとって2013年はどんな年だったのだろう? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.111で兒玉は、“センター落ち”のショックを抱えたまま迎えた武道館公演時の心境を、このように振り返っている。

「アンコールでシングル曲を歌ったときに、本編では私がセンターだったけど、そこでいきなりドーンって(田島)芽瑠ちゃんになっちゃう感じが『あれっ……』って。もう、本当にわからなかったんですよ、どうしたらいいのか。今まで応援してくださったファンのみなさんからどう見えているんだろう、どう思われているんだろうって考えたら、うーんって」

博多でロケをしている時には、「真ん中の子ですよね?」と声をかけられ、「いや、今、ちょっと外れちゃったんです」と答えたという彼女。それは、地元でそれだけセンターのイメージが強かったということにも繋がるが、どのようにして気持ちの整理をつけたのだろう?

「なんで私じゃダメだったんだろうって考えて、その次には、私にはなにが足りないのかなって。そうやって悩んでいた3か月間は長かったです。月日が経つのはものすごく速かったんだと思うんですけど、人生で一番長いって感じました。人生っていっても、私、まだ17年しか生きてないですけどね(笑)。でも、考えたって答えは出ないじゃないですか? なにをどうしたらセンターになれるってものじゃないし、こればっかりはもうどうしようもないやって、気持ちの整理ができました」

しかしその後、総選挙で選抜メンバーに選ばれて(37位)自信を持ち、AKBのチームAに合流した彼女。兼任は大変かとおもいきや、「学ぶことがすごく多くて、それを私は吸収すればいいわけだから、気分的には楽なんです」と語っており、「私はもうずっと兼任していきたい!」と、貪欲な姿勢を見せている。

◆『クイック・ジャパン』vol.111(2013年12月12日発売/太田出版)

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『クイック・ジャパン』vol.111

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。