精緻を極めた明治の工芸品を紹介 「超絶技巧!明治工芸の粋」

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4月19日(土)より、東京・日本橋の「三井記念美術館」にて、精緻を極めた明治の工芸品を紹介する特別展『超絶技巧!明治工芸の粋─村田コレクション一挙公開─』が開催される。

この展覧会は、明治時代に作られた、驚くべき技巧がこらされた七宝、金工、漆工、牙彫、印籠、刺繍絵画などを紹介するもの。それらの多くは海外輸出用に作られたため、これまで日本国内で全貌を目にする機会はほとんどなかったが、今回は村田製作所の元専務で「清水三年坂美術館」(京都市)の館長である村田理如氏収集した作品が一堂に集結する。

会場には、海外の万国博覧会に出品され、欧米でも高値で取引された七宝、幕末期までは武具などを制作していた金工師が、明治時代に入り、高い技術を駆使して作り上げた金工、明治政府の主導により輸出工芸の最有力製品だった漆工、さらに薩摩、刀装具、牙彫、木彫、印籠などが登場。様々なジャンルにおける最高のクオリティーの作品160点が揃う、日本人のものづくりの確かさが確認できる展覧会となっている。

『超絶技巧!明治工芸の粋─村田コレクション一挙公開─』は、2014年4月19日(土)~7月13日(日)まで、三井記念美術館(東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7階 東京メトロ「三越前駅」徒歩1分)にて開催。開館時間は10:00~17:00(金曜は19:00まで)。休館日は月曜(4月28日、5月5日は開館)、5月7日。入館料は一般1300円。

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三井記念美術館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。