バーカウンターの「あちらのお客様からです」は本当に可能なのか

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カウンターに1人佇む美女の前に横からスーッとカクテルが届き、「あちらのお客様からです……」とマスターが呟くあのシチュエーション。カウンター好きならば、ぜひとも一度は自分で実践してみたいところです。ただ、映画などで観るとかなりかっこいいシーンではありますが、実際やってみたらどうなんでしょう。

グラスを滑らせるときに勢いをつけすぎてしまうと、カウンターの途中でグラスが倒れてしまうような気がするし、勢いが足りないと、美女に差し出したつもりのグラスが別のカウンター客の前で止まってしまう……なんて笑えない事態が起こりそうな気も。そこで、高円寺の某人気カウンターバーの店主に、うまくカウンター上でカクテルを滑らせるコツを聞きました。

「うーん、実はほとんどそういうケースは見たことないんですよね。欧米とかならある話かもしれないんですが……(笑)。ものすごくツルツルに磨き上げられたカウンターならともかく、普通のカウンターだと摩擦と重みでグラスが止まってしまう。

だから、滑らせるときは、手首のスナップを効かせるのが重要なのですが、そのスナップが強すぎるとグラスが倒れて割れてしまう。僕自身も遊び半分で挑戦してみたことがあるんですが、なかなかグラスがああやってスムーズに流れていかなくて、かなり難しかったですよ」

ただでさえかなりキザな行為なのに、グラスを割ったり、倒したりしてしまようでは、カウンター好きとしては失格! あのシーンを再現するには、グラスを何十個も割る覚悟とかなりの鍛錬が必要ということになりそうです。

◆ケトル VOL.19(2014年6月14日発売)

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ケトル VOL.19

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。