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「アド街ック天国」のニッチなエリア特集 スタッフの情報収集法

“地域密着型都市型エンターテインメント”をうたう『出没!アド街ック天国』は、昨年9月に司会の愛川欽也さんが「情報テレビ番組の最高齢の現役司会者」としてギネス認定されるなど、テレビ東京を代表する人気長寿番組として知られています。

そんな「アド街」といえば、特集するエリアの基準がユニークなことで有名。花月園前、亀戸水神、羽生、鮫洲など、驚くほどニッチなエリアを取り上げるのが「アド街」ですが、なぜこのような街がチョイスされるのでしょうか? 同番組の林プロデューサーはこう答えています。

「もちろん銀座や浅草といった定番の観光スポットも特集していますよ。ただ、それだけを毎週やっていたら『アド街』らしさがなくなって、ほかと同じになってしまう。街の情報番組は数あれど、新小岩や町屋だけで1時間やるような番組はうちだけでしょう。それを約20年も続けられたのは、スタッフが地道に足を使ってリサーチを行ってきたからです」

スタッフは、気になるお店があったらどんどん飛び込んで、自分の舌で確かめてみるしかないため、「うちのスタッフは忙しくても痩せられないんです」と語る林さん。そうやって街をリサーチしていくと、意外な穴場が見つかっていくという。

「京急線の鮫洲なんて、運転免許試験場の印象しかない人がほとんどで、ゴールデンタイムに特集できるとは誰も思わない。でも実際にリサーチしてみると、試験場の目の前に芸能人のサインでいっぱいの謎のつけ麺屋さんが見つかったりする。

周辺に飲食店が少ないから、免許の更新に来た芸能人もそこで食事をしていくわけです。ほかにも、食通にしか知られていない絶品の焼肉店があるとわかったり。そういった情報を積み重ねていくことで、人気エリアや観光地でなくとも、番組の立派な特集テーマになるんです」

2013年からは、番組の代名詞だったランキングを、「ベスト30」から「ベスト20」にリニューアル。これにより、「『30は無理だな』と諦めていたエリアでも20なら切り口を考えることができる」ようになったそうだ。

◆ケトル VOL.22(2014年12月12日発売)

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