BTTF2で描かれた2015年 登場したテクノロジーの実現度は?

カルチャー
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4月15日発売の雑誌『ケトル』は、特集のテーマとして映画『BACK TO THE FUTURE』(BTTF)をピックアップ。BTTFのトリビアや名言、ストーリー総復習、タイムトラベルの考察など、同作をあらゆる観点から検証している。今回紹介するのは、「Part2」で描かれた数々の未来の道具について。マーティとドクが訪れた2015年を実際に迎え、実現できたモノを調べてみました。

【自動で紐が締まるスニーカー】
BTTFファンの期待に応え、NIKEが自動で靴紐を締めてくれるスニーカーを今年中に販売するといわれています。2014年には特許も取得。商品名は「NIKE MAG」で、エアジョーダンも制作したT・ハットフィールドさんがデザインするとのこと。

【手を使わないゲーム】
十字キーなどのボタンがついたコントローラーではなく、人のジェスチャーや動きで遊ぶゲームはマイクロソフトの「Xbox Kinect」が実現。センサーがプレイヤーの動きを読み取り、ゲーム中の登場人物にそれを反映させます。

【ウェアラブルデバイス】
作中では、マーティの娘がメガネ型端末で電話を受けていますが、これはGoogle Glassなどのウェアラブルデバイスにあたるもの。また通話にとどまらず、写真や動画を撮影する、道案内をしてくれる、などの機能も搭載されています。

【指紋認証】
iPhoneなどのスマートフォンに、指紋認証機能が搭載。作中で家の鍵代わりにするのと同じように、ロックと解除が行えます。ただ、老ビフがやっているようなタクシーの料金決済は、安全・運用面でのハードルもあり実現していません。

【3D映像】
2009年に『アバター』が公開されて以来、3Dの映画は数多く上映されるようになりました。また、裸眼のまま立体的な映像を見られる「グラスレス3D」の家庭用テレビ・パソコンも発表されており、おウチで3Dが楽しめる時代に。

【注目を取ってくれるロボット】
レストランや回転寿司などで、タブレット端末を使った注文ができるようになりました。また、バーコードを読み取らせて電子マネーでお会計を済ませるセルフレジも出現。生身の人間が介在しないという意味では実現したといえるでしょう。

◆ケトル VOL.24(2015年4月15日発売)

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。