元々無欲なタイプだった百田夏菜子 「はじめて欲が出た」瞬間は?

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ライブ、テレビ、CM、映画と、活動の幅をどんどんと広げるももいろクローバーZが今年5月、初主演舞台『幕が上がる』に挑戦した。同作は、2月に公開された初主演映画を新たに舞台化した作品だったが、毎日劇場に通う心境はどのようなものだったのか? 「高橋さおり」を演じた百田夏菜子は、現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.122で、このように語っている。

「うーん……、どうとか考える余裕もたぶんなかったんですよ、あのときは。こうやって終わってみれば、本当にいい経験だったなって。これは素直にそう思いますね。新しいことをやると確実になにかを得ていると思うので、あのときに舞台をやれてよかったなって、すっごく思います」

初日が終わった後には会場の隅で涙を流し、周りのスタッフを心配させたという百田。「私、最初からできたことなんて、いままで一度もない」「この仕事で得意なことなんて、なに1つない」と、謙遜する彼女だが、元来は不器用なタイプではなかったようだ。

「スポーツ選手になりたくて、スポーツばっかりやっていたときは、本当になにをやっても1人で上手にできたんです。だから、いろんな人から『もっと頑張れば、もっといいところまで行けるのにね』って言われて。いまだに新体操の先生に会ったりすると、言われるぐらい。もうね、昔の私に教えてあげたい。『もっとちゃんとやれば、もっとできるよ』って(笑)」

そんな彼女にはかつて「周りのみんなと同じぐらいできたら、もうそれでいいかなって思っちゃう」という“悪い癖”があったが、今では、

「この仕事ではなに1つ、みんなよりもできることがない。それではじめて『欲』が出たんですよ。みんなよりもできないんだから、頑張らなくちゃいけない。そういう気持ちがあるから続いているんだと思います。だって、すごい人しかいないですもん、この世界には」

と、感じているのだそう。多忙を極める彼女だが、

「いまはどの現場に行ってもすごい人たちばかりで、そういう人たちとお仕事をさせていただくとたくさん刺激を受けるし、なんか『充実している』って思えるんですよ」

と、成長の日々を過ごしているそうだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.122(2015年10月13日発売/太田出版)

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『クイック・ジャパン』vol.122

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。