なぜ日本と韓国に同じポーズの仏像が? 「ほほえみの御仏」展

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6月21日(火)より、東京・上野の東京国立博物館にて、日韓国交正常化50周年記念 特別展『ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―』が開催される。

半跏思惟像(はんかしゆいぞう)は、右足を膝の上に組んだ状態で台座に座り、右膝の上で頬杖をつき、右手を頬に添えて思案する仏像のこと。仏教が生まれたインドで作られた半跏思惟像は、やがて中国から朝鮮半島、さらに日本へと伝わった。

同展は、日韓国交正常化50周年を記念して開催されるもので、同展に先立ち、韓国国立中央博物館にて、特別展『韓日国宝半跏思惟像の出会い』が開催された。会場には、奈良・中宮寺門跡蔵の国宝 半跏思惟像と、韓国国立中央博物館蔵の韓国国宝78号 半跏思惟像が登場。海を隔てた日本と韓国に存在する、ほとんど同じポーズの優れた仏像を比較することにより、両国の関係の深さを知る展覧会となっている。

『ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―』は、2016年6月21日(火)~7月10日(日)まで、東京国立博物館 本館特別5室(台東区上野公園13-9 JR「上野駅」徒歩10分)にて開催。開館時間は9:30~20:00(ただし、6月21日は17:00まで)。会期中無休。観覧料金は一般1000円。

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ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。