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動物園の飼育員さんが洗わないように気をつけている場所は?

子どもも大人も大好きな動物園は、動物が幸せそうに暮らす姿を見られるからこそ楽しいもの。動物園の飼育員さんはいつも檻の中をきれいに掃除しているイメージがありますが、実は洗ってはいけない場所があるそうです。そう語るのは、東武動物公園(埼玉県宮代町)の飼育員さんです。

「動物がマーキングした後の掃除は常に気を使っています。例えばホワイトタイガーは、おしっこを飛ばしてマーキングをするのですが、このおしっこは普段のおしっことは違って、臭いも強く、ほぼ真っ白な色をしています。掃除する時はマーキングしたところはなるべく水で流さないようにしているんです。洗ってしまうと、そのスペースを動物が自分のテリトリーじゃないと判断して、立ち入らなくなるからなんです」

また、動物によってマーキングの仕方も様々です。例えば、オオカミのマーキングには厳しいルールがあります。犬がよくやる片足を上げて行うマーキングは、群れのリーダーのオオカミだけが許された行為です。リーダーのおしっこの臭いがその群れのテリトリーを決めるので、格下のオオカミはその邪魔をしないように、しっぽを下げて肛門から出る自分の臭いを抑えています。おしっこも座ってすることで、服従の意思を表しているのです。

ちなみに犬がマーキングするのは、自分が群れのリーダーとなり、みんなのテリトリーを確保するため。つまりは仲間のことを守ろうとしている勇敢な姿なのです。飼っている犬が、むやみにおしっこをかけていても、もしかしたら飼い主のあなたのことも守ろうとしているのかもしれません。

◆ケトル VOL.33(2016年10月14日発売)

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