Eテレ『ねほりんぱほりん』 覚せい剤中毒者が語った驚きの体験談

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日々浮かんでくるさまざまな疑問の中には、なかなか人に聞きづらいものも少なくありません。そんな「ちょっと知りたいけど、人にはなかなか聞きづらい疑問」について答えてくれるのが、2016年10月に始まった『ねほりんぱほりん』(Eテレ)。その中でも特に反響が大きかった回を紹介しましょう。

(1)「覚せい剤を使うとどうなるの?」(2016年10月19日放送)

番組の過激さを象徴するのが「元薬物中毒者」を取り上げた回。ゲストは13歳で大麻に手を出し、シングルマザーとなっても薬物がやめられなかった20代の女性でした。

彼女は「トイレが輝いて見えて30分以上いた」「カラオケボックスに2日間いた」「ドンキホーテの商品を開店から閉店までひたすら見続けた」といった驚きの体験談を披露。しかし反動も大きく、「切れると常時インフルエンザのような症状になる」というから薬物はダメ、ゼッタイ!

(2)「あこがれのハイスペ婚を実現してみたら」(2016年11月2日放送)

結婚相手は東大卒で年収1000万円以上のハイスペックに限る。それ以外は「人間じゃない」と言い切り、夢を実現した女性が登場。高校の進路相談で東大卒と結婚したいと語った彼女は、男ウケのいい有名私立女子大に進学。礼儀作法を身に付け、バイオリンも習いました。浮ついたイメージとは違い、ある意味、ものすごく勤勉な日々を送ったのです。

しかし実際に結婚してみたら相手に愛情を抱けず、現在は浮気しているとのこと。ようやく「東大以外も人間だと気が付いた」そぅです。

(3)「保育園児たちの危ないままごとって?」(2016年11月9日放送)

世の中の裏側を暴くトーンから一点、テーマは「保育士」。しかし話しを聞いてみると、驚きのエピソードが続出します。特に反響があったのは、保育士が凍りつく瞬間という「危ないままごと」について。男の子が柱にしがみついて腰を振り出したり、女の子の脚を開かせてみたり……。理由を聞くと、「お父さんとお母さんがやっているから」。

苦労が絶えない職業ですが、番組では全職種の平均月給より11万円も安い衝撃的な薄給にも言及。制度の問題についても考えさせられる回となりました。

(4)「担当議員がスキャンダル! そのとき秘書は?」(2016年10月12日放送)

家族にすら仕事内容を話せない「議員秘書」が登場。年間休日は1、2日という激務のなか、最大の危機は「議員のスキャンダル」。後援会の会長に土下座をして謝るも、女性秘書だったことから愛人と勘違いされ、生卵をぶつけられたそうです。

しかも次の選挙では、ライバル陣営がスキャンダル写真をばらまくという嫌がらせも。しかし、むしろ選挙違反として相手を告発し、見事に当選させたというからすごい! これにはYOUさんも「あっぱれっすね!」と感心しきりでした。

◆ケトル VOL.34(2016年12月14日発売)

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。