ワンオクTaka アメリカでのシビアな現実と確かな手応え

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2016年9月、静岡県浜松市で行った野外ライブでおよそ11万人もの観客を集めたONE OK ROCKが今年1月、アメリカでは初めてヘッドライナーとしてツアーを回った。北米ツアーの後はすぐに帰国したというメンバーだが、彼らはその経験をどのように消化したのだろうか? 2月24日発売の『クイック・ジャパン』vol.130で、ボーカルのTAKAはこのように語っている。

「去年は一昨年に引き続き、いろんな海外のバンドとツアーをまわって。その生活に自分たちもようやく慣れてきた気がして。少しずつアメリカの人たちにもONE OK ROCKが浸透してきているのかなっていうのを感じる年だったですね」

昨年は、Issuesや5 Seconds Of Summerのツアーに帯同し、アメリカを回った彼ら。そういった努力の甲斐あって最新アルバム『Ambitions』は、ビルボードで106位にランクインしたが、Takaはまだまだ不満のようだ。

「うーん……でも、ぶっちゃけるとぜんぜん大したことないんですよ。数字とか事実を全部出して確認作業をしたら『まぁ悪くはないよね』ってぐらい。誰かが揚げ足を取れるような状況だと意味ないんですよね。やっぱり誰にも文句を言わせないような場所に行かなきゃいけないなっていうのは、ずっと思っているので」

そんな厳しい見方をするTakaは、

「自分たちがこれから作っていかなきゃいけないシーンっていうのは、アジアやヨーロッパだけじゃなくて、アメリカも含めて全世界的なものなんですよね。みんなが目をキラキラさせてロックを聴いていた時代のような……ロックバンドとして、そんなシーンを盛り上げていくことが一番大切だと思うんですよね」

と、語っている。LA公演にはGood CharlotteのMadden兄弟が来るなど、注目を集めているのは疑いようのない事実。高い志を持った彼らが世界を席巻する日は、決して遠くはなさそうだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.130(2017年2月24日発売/太田出版)

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『クイック・ジャパン』vol.130

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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