35周年記念作発売の大沢誉志幸 「ハッピーな作品を作るのが今のテーマ」

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大澤誉志幸の活動35周年記念作『大澤誉志幸 Song Book』が2月22日に発売された。ヴォーカリストとして、またソングライターとして数々の名曲を残してきた大澤だが、活動の原点はどこだったのか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.130で、大澤はこう語っている。

「最初はクラウディ・スカイ(学生時代に組んだロックバンド)だけど、メジャーで活動したのは8か月。その後ソロでデビューするまでは、沢田研二さんとか山下久美子とかに曲を書く仕事を貰ってた。そのうちに作詞家の銀色夏生と出会って、自分の作品を準備しながら他の人の曲を書いて」

『おまえにチェックイン』(沢田研二)や『1/2の神話』(中森明菜)といったヒット曲を手掛けたものの、「早く自分のソロアルバムを作りたいとずっと思ってた」という大澤。そんな彼の名を一気に高めたのが、1984年発表の『そして僕は途方に暮れる』だが、この作品はどのように生まれたのだろう?

「ソロになってのイメージは、当初は戸惑いもあった。ちょっと尖ったイメージ、クレイジーな感じとクールな感じと。僕はクラウディ・スカイをやってたし、泥臭いリズム&ブルースも好きだし、真反対だった。

でも自分の声質とか考えると、クールな歌詞とか感情を抑えた歌い方とかも合うんだと、作品が出来上がっていくうちに気づいた。すごいポップな音楽を自分なりに作りたいと思ってた。プリンスとかマイケル・ジャクソンとかの影響もあったね」

そんな大澤の活動も35周年。数年前からの座右の銘は、「1度きりの人生をいかに楽しく過ごすか」だそうだ。

「親父が亡くなったというのもあって、悲しいことがあると、人間ってそっちにもっていかれるじゃないですか。そこにばっかりいてもしょうがない。辛い目悲しい目にも遭うけど、そこから逃れるために音楽はすごく有効な手段で。地震とかもあるけど、音楽で、温かいものとか癒しとか、ハッピーな作品を作るというのが、今のテーマだね」

今年10月には還暦を迎えるという大澤だが、まだまだ質の高い大人の名曲が期待できそうだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.130(2017年2月24日発売/太田出版)

【関連リンク】
『クイック・ジャパン』vol.130

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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