日本絵画史上最大の画派・狩野派を知る『天下を治めた絵師 狩野元信』展

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9月16日(土)より、東京・六本木のサントリー美術館にて、狩野派の二代目・狩野元信の展覧会『六本木開館10周年記念展 天下を治めた絵師 狩野元信』が開催される。

狩野元信(1477?~1559)は、室町時代から江戸時代まで、長きにわたって日本絵画の中心を占めた絵師の専門集団「狩野派」の二代目。元信の父である正信を始祖とする狩野派は、狩野家の血縁関係を主軸とする世界でも珍しい画家の集団で、その繁栄の礎を築いたのが元信だ。元信は、顧客からの注文に応えられるよう、書体になぞられた「真」「行」「草」の3つの画体を確立。それらを弟子たちに学ばせることにより、集団制作を可能とした。

会場には、元信の見事な空間演出がさえわたる「障壁画」、日本の絵師たちの漢画制作の規範となった中国絵画の名品、父・正信の代表作や「真・行・草」の3つの画体を示す作品、元信の絵巻や扇絵、宗教的主題を扱った作品、狩野派が画壇の中で地位を確立していく姿を追った資料が登場。日本絵画史上最大の画派の魅力の全貌を堪能することができる。

『六本木開館10周年記念展 天下を治めた絵師 狩野元信』は、2017年9月16日(土)~11月5日(日)まで、サントリー美術館(港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階 東京メトロ・都営地下鉄「六本木駅」直結)にて開催。開館時間は10:00~18:00(金・土、9月17日、10月8日、11月2日は20:00まで。9月30日は22:00まで開館)。休館日は火曜(10月31日は開館)。入館料は一般1300円。

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六本木開館10周年記念展 天下を治めた絵師 狩野元信

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。