ゴッホは日本からどんな影響を受けた? 『ゴッホ展 巡りゆく日本の夢』

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10月24日(火)より、東京・上野の東京都美術館にて、フィンセント・ファン・ゴッホと日本の関係に焦点をあてた展覧会『ゴッホ展 巡りゆく日本の夢』が開催されている。

日本企業がバブル期に約58億円で競り落として話題になった『ひまわり』をはじめ、数々の名画を生み出した世界的画家・ゴッホは、浮世絵から大きな影響を受けた。浮世絵版画を収集し、それを模写して構図や色彩を学習。マネ、モネ、ドガなどと同様に、当時、西欧美術界を席巻した日本ブーム(ジャポニスム)にどっぷりと浸かり、ヨーロッパ人にとって未知の国だった日本は創作の源であり、夢の理想郷だった。

同展は、ゴッホが日本から受けた影響と、日本に対してどのようなイメージを抱いていたのかを探るものだ。会場には、国内外のコレクションから厳選したゴッホ作品約40点と、同時代の画家の作品や浮世絵など約50点が登場し、その実像を多角的に検証。また、ゴッホの足跡をたどるために終焉の地・オーヴェールを訪れた日本の画家や文学者などの署名が残された3冊の芳名録が公開される。

『ゴッホ展 巡りゆく日本の夢』は2017年10月24日(火)~2018年1月8日(月・祝)まで、東京都美術館(台東区上野公園8-36 JR「上野駅」徒歩7分)にて開催。開室時間は9:30~17:30(金曜日、11月1日、2日、4日は20:00まで)。休室日は月曜日(1月8日は開室)、12月31日、1月1日。入場料は当日一般1600円。

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ゴッホ展 巡りゆく日本の夢

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。