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「全国子ども電話相談室」 子供の疑問に真摯に向かい合った“神対応”の番組作り

「全国子ども電話相談室」の名回答を紹介
「全国子ども電話相談室」の名回答を紹介
Amazonより
『ケトル VOL.39』 著:ジェーン・スー、中澤有美子、久米宏、伊藤弘、伊集院光、南部広美、南馬越一義、堀井…ほか

全国の小中学生から生電話で寄せられる質問に、スタジオの回答者が答える『全国こども電話相談室』(TBSラジオ)は、放送期間が1964年7月から2015年3月(2008年からは『全国こども電話相談室・リアル!』にリニューアル)と、実に50年以上続きましたが、インターネットの普及により、その役割を終えました。

しかし、子どもたちの意表を突く質問の数々に対する答えは、検察などでは容易に見つかるわけではありません。そこで、「全国こども電話相談室」に寄せられた名質問と、それに対する名回答の一部を紹介しましょう。

 * * *
Q:どうして人間には不思議なことがあるの?

A:人は「不思議」がないと生きていけないと思います。この番組もわからないことがあるからなりたっているのと同じですね。(気象予報士・森田正光さん)

Q:人間はどうして戦争をするの?

A:お父さんとお母さんがケンカすると「夫婦げんか」。お兄さんとお姉さんがケンカすると「兄弟げんか」。国と国がケンカすると「戦争」。戦争もケンカと一緒です。だからもっと言葉を使ってケンカしないように注意することが必要だよね。(タレント・永六輔さん)

Q:明日はなぜあるの?

A:昨日と今日は過ぎちゃったことだから、やり直しができないよね。だけど明日があったら、「明日は何かやってやろう」と思うじゃないですか。そうすると、明日はあったほうがいいと思う。だから何かまだできないことをするために、明日というものがあるんじゃないかな。(天文研究家・小林悦子さん)

 * * *
質問は週に60~70件ほど寄せられ、そのうち5、6問を放送していました。番組で取り上げられなかった質問にも、放送後に対応していたそうです。生放送中では答えられないような難問もしばしば。そういうときは「宿題」として、次の回までに各先生が責任を持って調べてくることになっていたそうです。どんな疑問でも真摯に答えようとする姿勢こそ、子どもたちに一番教えたかったことなのかもしれません。

◆ケトル VOL.39(2017年10月16日発売)

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