押見修造の珠玉の青春漫画が実写化 15歳の実力派女優、南沙良と蒔田彩珠がW主演

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漫画家・押見修造のコミック『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』の実写映画化が決定。南沙良と蒔田彩珠のダブル主演で、2018年夏に公開される。

〈高校1年生の大島志乃は上手く言葉を話せないことで周囲と馴染めずにいた。そんな時、ひょんなことから校舎裏で同級生の加代と出会い、一緒に過ごすようになる。人と距離を置き卑屈になりがちな志乃だったが、加代からバンドを組まないかと誘われたことで少しずつ変わっていく。ふたりで過ごす夏休みが平穏に過ぎていくと思っていた志乃だったが、自分をからかった同級生の男子・菊地が強引に参加することになり……〉

『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』は、著者の押見修造の実体験がベースとなった物語。上手く言葉が話せないことに引け目を感じ、周囲と馴染めずにいる高校1年生の志乃と、音楽好きだが音痴な同級生・加代の2人を主人公に配し、思春期の少年少女が抱える葛藤や苦悩を描きつつ、コンプレックスとの向き合い方や、自分のあるべき姿などを提示している。

主役を演じるのは、ともに15歳の南沙良と蒔田彩珠だ。南は、第18回nicolaモデルオーディションのグランプリを受賞し、雑誌「nicola」専属モデルとして活躍。蒔田は、是枝裕和監督が手がけたテレビドラマ『ゴーイング マイ ホーム』で話題になり、映画『三度目の殺人』では主人公・重盛(福山雅治)の娘役として出演。今作は、2人にとって映画初主演作となる。

南は、言葉がうまく話せないという難役に体当たりで挑むと同時に、次第に変化していく内面を繊細に表現。さらに劇中では、澄み切った歌声も披露している。一方の蒔田は、周囲に流されない強い意志と優しさを持ち合わせた加代を熱演。またクランクイン前に猛特訓して撮影時に挑んだギター演奏も見どころとなっている。

『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』は、2018年7月、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。

【関連リンク】
志乃ちゃんは自分の名前が言えない-太田出版

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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