歌手でも大成功のジャッキー・チェン バックに”鬼コーチ”の存在

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主演、監督、脚本、武術指導、スタントと八面六臂の活躍をする世界的大スターのジェッキー・チェンですが、ファンの間では、自身の映画の主題歌まで歌ってしまうことで有名です。『プロジェクトA』や『ポリス・ストーリー』の主題歌が頭から離れないという人も多いでしょう。

しかし、ジャッキーは映画のついでに歌っているわけではありません。中華圏では歌手としても本格的に活動しており、いくつもオリジナルアルバムをリリースしています。代表曲の『見つめていたい』に至っては100 万枚以上を売り上げたヒットメーカーなのです。

そんな“歌手ジャッキー”の確立に貢献したのは、台湾人プロデューサーにして歌手のジョナサン・リー。『見つめていたい』のプロデューサーも務めた人物ですが、ジャッキーが「鬼プロデューサー」と呼ぶほどのこだわりを持って、歌に関しては素人だった彼を徹底的に鍛え上げました。

ジョナサン・リーの厳しさはジャッキーの映画に対するそれに引けをとらないもので、ときには1曲のレコーディングに1か月以上もかけることがあったとか。しかし、それだけの鍛錬を積んだことで、ジャッキーは次々とヒット曲を生み出すことができたわけですから、今では彼に感謝しているといいます。

さらにジャッキーは、80年代には日本語のオリジナルアルバムも発売しており、今も代表曲のいくつかはカラオケに収録されています。おすすめは『ファースト・ミッション』の日本語版主題歌『東京サタデーナイト』。覚えやすいメロディがムード歌謡のような曲調に乗って響く、一度聞いたら忘れられないナンバーです。

ほかにもアイドルの河合奈保子とのデュエット『SouthernCruise』など、ジャッキーは日本語曲にも名曲がいっぱい。日本のジャッキーファンなら、アルバムを手元に置いて、いつでも歌えるようになっておきたいものです

◆ケトル VOL.40(2017年12月14日発売)

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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