漫画『宮本から君へ』が池松壮亮主演で連ドラに 主題歌はエレカシ

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90年代に若者を魅了した新井英樹の名作漫画『宮本から君へ』の実写化が決定。4月からテレビ東京の「ドラマ25」(金曜深夜0時52分~1時23分)枠で放送される。

『宮本から君へ』は、1990年から1994年まで「モーニング」(講談社)にて連載された。そのストーリーは、恋にも仕事にも不器用な文具メーカーの新入社員・宮本浩が、営業マンとして、人間として成長していく姿を描いたもの。1992年に第38回小学館漫画賞青年一般部門を受賞したこの作品は著名人のファンも多く、2009年には新井英樹による新たな描き下ろしを加えた『定本 宮本から君へ』が、太田出版より全4巻の豪華本で出版されている。

主人公の宮本を演じるのは池松壮亮。22歳で原作に出会ったという池松は、宮本のことを「僕にとって他のどの歴史上の人物よりも星であり、ヒーローでした。人としての力、生き様を物凄く尊敬していました」と語っており、ライバル社と揉め事を起こした宮本が反省して頭を丸めるシーンにも挑んでいる。

監督は、映画『ディストラクション・ベイビーズ』で、第69回ロカルノ国際映画祭新進監督コンペティション部門・最優秀新進監督賞を受賞した真利子哲也。また主題歌は、新井が大ファンと公言しているエレファントカシマシが担当しており、主人公・宮本浩の名前の由来となったボーカル・宮本浩次が、実写ドラマ化に華を添える。

ドラマ25「宮本から君へ」は2018年4月6日放送スタート。毎週金曜深夜0時52分~1時23分、テレビ東京、テレビ大阪ほかで放送。

【関連リンク】
『定本 宮本から君へ』
ドラマ25 宮本から君へ-テレビ東京

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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