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自分らしい出産のカギを握る「母性スイッチ」とは一体何なのか?

『「母性スイッチ」で最高の出産を ソフロロジーが導く安産と幸せな育児』林正敏/太田出版
『「母性スイッチ」で最高の出産を ソフロロジーが導く安産と幸せな育児』林正敏/太田出版

妊娠し、出産を迎える女性が、期待以上に不安を抱えてしまうのも仕方のないこと。これまで約25年間、およそ6000件の出産に携わった大宮林医院の林正敏・医師は、不安を抱いていた妊婦たちが前向きになる際、「母性スイッチ」が関わっていると考えている。『「母性スイッチ」で最高の出産を ソフロロジーが導く安産と幸せな育児』(大宮林医院 林正敏・著/太田出版)で、林医師はこのように解説している。

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妊娠初期には陣痛や分娩に対して不安や恐怖心を抱いていても、妊娠経過のなかでそうした気持ちが徐々に小さくなり、表情も明るくなって「赤ちゃんに早く会いたい」「楽しみでしかたがない」と前向きな気持ちが大きくなっていくお母さんの姿を、私はたくさん見てきました。

出産予定日が近づく頃には、「お産の兆候はまだないですか? 早く出ておいでって毎日赤ちゃんに話しかけているんですよ」なんて笑顔で話してくれるお母さんもいらっしゃいます。不安や恐怖を抱いていた出産というイベントが目前に迫ってきているというのに、前向きな気持ちになれるんです。たくましいですよね。

そうした妊婦さんたちは、それぞれが思い描いていたとおりのお産ができたり、産後も子育てに前向きに臨んでいます。このような気持ちの変化には、「母性スイッチ」がかかわっているのではないかと私は考えています。

「母性スイッチ」というのは、常に赤ちゃんのことを思い、かわいいな、愛おしいなと感じる気持ちが芽生えることだと考えています(厳密に表現しようとすれば、母性のあり方や獲得のしかたと同じように、人それぞれ異なるものかもしれません)。そしてこのような気持ちが湧き起こることを「母性スイッチ」オンと呼んでいます。

最近では、妊娠中もバリバリ仕事を続ける方が多いのですが、特に初産婦さんの場合、初めての来院時は皆さんどちらかというとお仕事モードな険しい顔つきをしているんですね。当然、まだ妊娠したという実感があまりないなかで、漠然とした不安やつわりの苦痛があるということが影響しているのかもしれませんが。

しかし不思議なもので、妊娠週数を重ねて健診などで何度もお会いするうちに、徐々にその表情がほぐれて柔らかくなっていくのを感じるんです。おそらくご本人は特になにかを意識しているわけではないのでしょうが、「母性スイッチ」がオンになった表れだと思います。

◆「母性スイッチ」オンのきっかけは十人十色

「スイッチオン」というと、ボタンをポチッと押してオン/オフの切り替えができるように聞こえるかもしれませんが、残念ながらそんなに都合の良いものではありません。オンになるきっかけやプロセスは人それぞれです。なにかの出来事で瞬間的にスイッチオンになる人もいれば、妊娠中の生活や出産後の赤ちゃんとの日々のなかでゆっくりとしみわたるようにオンになる人もいると思います。

つわりで苦しい時期が過ぎたり、胎動を感じるようになる頃に徐々にスイッチが入るかもしれません。エコー画像で赤ちゃんのお顔を見たとき、性別がわかったときかもしれません。経産婦さんでは、上のお子さんがお腹の赤ちゃんに話しかけてくれたときかもしれません。あるいは出産してから赤ちゃんのお世話をするなかでスイッチが入ることだってあると思います。

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林医師は、著書の中で「前向きで明るい気持ちは、体に良い影響を与えてくれます。これがお産のときには、素晴らしい効果をもたらしてくれるのです」と、記している。『「母性スイッチ」で最高の出産を ソフロロジーが導く安産と幸せな育児』(大宮林医院 林正敏・著/太田出版)は、2018年4月11日発売。定価1280円+税。

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