8つのカギで「視覚の魔術師」の世界観に迫る『ミラクル エッシャー展』

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6月6日(水)より、東京・上野の「上野の森美術館」にて、“だまし絵”で知られるマウリッツ・コルネリス・エッシャーの展覧会『生誕120年 イスラエル博物館所蔵 ミラクル エッシャー展 奇想版画家の謎を解く8つの鍵』が開催される。

エッシャー(1898~1972)は、「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」の第一人者として知られるオランダ生まれの版画家。その作品は、一見したところ普通の絵に見えるものの、建築が不可能な構造物だったり、独特の幾何学模様が用いられていたりと、非常に独創的なスタイルを確立しており、視覚の魔術師と呼ばれている。

生誕120周年を記念して行われる同展は、世界最大級のエッシャーコレクションを誇るイスラエル博物館から、選りすぐりの作品を紹介するものだ。会場には、幅約4mにおよぶ超大作『メタモルフォーゼII』、永久機関のごとく水が上から下へと永遠に流れる『滝』、重力・引力を無視した世界観が広がる『相対性』など、およそ150点の作品が登場。「科学」「聖書」「風景」「人物」「広告」「技法」「反射」「錯視」という8つのキーワードでエッシャーの世界を紹介していく。

『ミラクル エッシャー展』は2018年6月6日(水)~7月29日(日)まで、上野の森美術館(台東区上野公園1-2 JR「上野駅」徒歩3分)にて開催。会期中無休。開館時間は10:00~17:00(金曜は20:00まで)。入場料は一般1600円。

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生誕120年 イスラエル博物館所蔵 ミラクル エッシャー展 奇想版画家の謎を解く8つの鍵-上野の森美術館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。