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『トマト缶の黒い真実』著者 仏語圏ジャーナリスト賞「アルベール・ロンドル賞」受賞

ジャン=バティスト・マレ著『トマト缶の黒い真実』 (田中裕子訳、太田出版刊)
ジャン=バティスト・マレ著『トマト缶の黒い真実』 (田中裕子訳、太田出版刊)

トマト缶の生産と流通の裏側を初めて明らかにしたノンフィクション『トマト缶の黒い真実』(ジャン=バティスト・マレ・著 田中裕子・訳/太田出版)が、フランスでもっとも権威あるジャーナリズム賞「アルベール・ロンドル賞」を受賞。著者のジャン=バティスト・マレが日本の読者に向けてメッセージを寄せている。

今回、マレが受賞したアルベール・ロンドル賞は、社会問題に鋭く切りこむルポルタージュを数多く発表し、同時代における最も影響力の大きなジャーナリストだったアルベール・ロンドルの名を冠した、フランスでもっとも歴史のあるジャーナリズム賞。フランス語圏のピューリッツァー賞とも言える同賞には「報道記事部門」「書籍部門」「映像部門」があり、マレには今年度の書籍部門賞が授与された。

『トマト缶の黒い真実』は、世界中のどのスーパーにも並ぶトマト缶の知られざる実態をリポートしたものだ。同書では、

「なぜ中国産トマトが『メイド・イン・イタリー』になってしまうのか」
「腐ったトマトを再商品化する『ブラックインク』の実態」
「濃縮トマトの缶詰にトマトは31%しか入っておらず、残りの69%が添加物」

など、数々の衝撃的な事実を報告。そのインパクトはあまりに大きく、イタリア語版を刊行した出版社は、刊行からわずか数か月後、トマト缶メーカーの圧力に屈し、同書の出版を「出版リストから消した」という。トマト缶メーカーから出版社へ訴状が出された後、出版社は、問題の企業について二度と言及しないという契約をするようマレにもちかけてきたが、マレは「企業の圧力に屈するくらいならこんな取材はしていない」とこれを一蹴したそうだ。

今回のアルベール・ロンドル賞受賞に際し、マレは日本の読者に向けて、

「『トマト缶の黒い真実』で、フランスでもっとも権威あるジャーナリズム賞であるアルベール・ロンドル賞を受賞して光栄に思います。この本を執筆できたのは読者の皆さんあってこそです。日本でも多くの方がこの本を読んでくださっていることに感謝します。日本からのメッセージも届いています。また日本で皆さんにお会いできますように」

というメッセージ(『トマト缶の黒い真実』アルベール・ロンドル賞受賞記念 著者メッセージ/日本語字幕付き - https://youtu.be/eQQwe-TdCf8)を送っている。

また、11月18日開催される『国際有機農業映画祭』では、この本の映像ドキュメンタリー版『トマト帝国』の日本初上映も決定。YouTubeでは予告編が公開されている。

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