三四郎・相田 「じゃないほう芸人」がラジオで輝く理由

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お笑いコンビ「三四郎」の小宮浩信と相田周二が担当する『オールナイトニッポン0(ZERO)』(ANN0)が、今年4年目に突入した。ここ2~3年で人気・知名度とも急上昇した三四郎は、小宮が目立つことが多いコンビだが、『ANN0』では、テレビではなかなか見られない相田の魅力がクローズアップされていると評判だ。『ケトルVOL.45』のインタビューで、三四郎の2人はこう語っている。

小宮 「薄々気づいていると思いますが、根拠のない自信や大物感こそが相田の真の姿なんですよ。ラジオでも芸能界の先輩をいじってイケイケな感じでやっている。本当はテレビでもこういう感じを出してほしいんですけど」

相田 「ラジオはリスナーの顔が見えないから素でいられるのかも。たまに言っちゃいけないことを言ってマネージャーに怒られることもありますが、等身大のAIDAでいける部分はありますね」

バラエティ番組では“じゃないほう芸人”としていじられることも多い相田の素の姿を見ることができる『ANN0』。ANNといえばお笑い芸人にとって憧れの番組だが、2人に気負った様子はなく、それが番組に聴きやすさを与えているようだ。

相田 「あまり力を入れすぎないようにしている部分はあるかもしれません。もともとそこまでラジオは聴いていなかったんですけど、この番組が始まるとき、ディレクターに『気合を入れすぎると逆に空回りする』って言われて」

小宮「僕も楽屋や居酒屋で話しているような感じを意識しています。もちろん、仕事なので手を抜いているわけではありませんよ。ただ、ありがたいことに始めた頃よりも忙しくなって、ほかの仕事がある中でのラジオなので、自然と力が抜けている部分はあるかもしれません。ほかに仕事がなかったらラジオのことで頭がいっぱいになる可能性だってある。いい具合にバランスを取れているから、気負いがないのかもしれませんね」

そうは言っても、きちんと計算はしており、「小宮のフリートークは仕事の話が多いので、僕はなるべくプライベートな話をするようにしています」と語る相田。トークのネタを探すために外出した際には、公園で小学生に絡まれるという事件もあったそうで、“じゃないほう芸人”という看板がなくなる日は、そう遠くはないのかも?

◆ケトルVOL.45(2018年10月12日発売)

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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