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主演作『銃』が公開中の村上虹郎 「最大公倍数の俳優を目指したい」

クイック・ジャパンvol.140(太田出版)
クイック・ジャパンvol.140(太田出版)

17歳でスクリーンデビューを果たし、今や同世代の俳優たちをリードする存在となった村上虹郎。11月17日に主演映画『銃』が公開された彼は、どんな俳優を目指しているのか? 2018年10月25日発売の『クイック・ジャパン』vol.140で、村上はこう語っている。

「ハリウッドスターたちが学んでいる演技法があって、3人が別々のことを提唱しているんですね。簡単に言うと1人目が『行動』、行動すれば感情がついてくる。2人目が『内面』、内面から作れば行動が生まれる。3人目は『なにもするな』、相手の言ったことを素直に受け取ればいいと。僕は『全部必要じゃない?』って思っちゃう。もっと言うと、公約数じゃなくて最大公倍数を目指したいですよね。全部の最高値をとりたい」

その理由を問われ、「単純に高みに行きたいから」という村上。ギラギラと欲望を剥き出しにする俳優が少なくなるなか、彼のようなタイプは非常に貴重だが、最新作の『銃』はどのような姿勢で作品に臨んだのだろうか。

「役と自分を切り替えるタイプですけど、『銃』は主人公の家に住んで、役に浸りましたね。以前、西田敏行さんから『人は芝居の鎧で100パーセント固めたときに初めて自然に見える』と言われて。自然な演技は身体も頭も心も全部作り込んだ結果、技術だと思いました。長いこと剣道をやっていたんですけど、若いから体力はあっても師範には勝てないんですよね。そこはお芝居と似ているなと」

そんな村上は、両親とも芸能人という特殊な環境で育った人物。いろいろな価値観に触れてきた彼は、将来どんな人間になりたいのか?

「オダギリジョーさんが僕くらいの年齢で『誰かのために、は排除した』って言ってたんです。それは自分に誇りを持って生きているからできると思うんですよね。過信ではなくて、誰かと比較することもなく自分にだけ矛先を向けるから、自分ができることをわかっている。僕はまだ欲を持っていて、無心にはなれていないですね。生きているからには人としてダサく思われたくない、と思っている。いつか無心になれるときが楽しみですね、努力をすれば行けるところには行けると思うんで」

21歳の青年が「無心になりたい」とは、空恐ろしいほどのスケールを感じさせる村上。2019年には『チワワちゃん』の公開も控えており、彼が目指す“最大公倍数の俳優”へと、確実に近づいているようだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.140(2018年10月25日発売/太田出版)

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