宮野真守 2019年は「『今が最高』をまた更新する素晴らしい1年に」

カルチャー
スポンサーリンク

宮野真守のアーティスト活動10周年の始まりを象徴するアリーナ・ツアー『MAMORU MIYANO ARENA LIVE TOUR 2018~EXCITING! 〜』のさいたまスーパーアリーナ公演がついにパッケージ化された。今やアニメ・声優という枠から飛び出し、幅広いジャンルで活躍する宮野だが、今回のツアーには、どんな思いで臨んだのか? 2018年12月21日発売の『クイック・ジャパン』vol.141で、宮野はこう語っている。

「今だから言えることかもしれないけど、やっぱり『10周年を象徴するようなツアーをする』という重圧はあったかもしれません。『今までと変えなきゃいけないのか』とか『集大成にしなきゃならないのか』とか、考えすぎるくらい考えてしまって……最初はけっこう悩みました。でも悩むことで、今までとは違う打ち出し方を見つけることができたから、結果的にすごく満足できたツアーになりました。10周年だったこともあって、一年一年を丁寧にたどることができたのも大きかったですね。自分の軌跡をしっかりとめぐることで、集大成ではなく、“新体制”を自信持って見せるというアプローチの仕方ができたんじゃないかなって」

まさに守りではなく、攻めのアプローチで記念のツアーに臨んだ宮野。「重ねてきた経験の一つひとつが武器になっている」「たくさん使えるスキルが増えていて…」といった発言も飛び出すなど、充実の時を過ごしているようだ。

「『今の僕が最高』だって今は言えますね。実は心のどこかでずっと『昔の自分は超えられないかもしれない』って思っていたんですよ。たとえば初めて主役をやった作品とか、あのころにしか出せない初々しさや感覚的なものが詰め込まれていて、『あれはもう真似できないな』なんて思うこともあって。でも、それはそれですよね。最近は『今の自分もけっこう良くない?』って思えるというか(笑)。声優活動17年と音楽活動10年、長く続けてこないと見えてこないことがいっぱいある。言うなれば、ちゃんと過去を消化できたんだろうな」

大変充実した2018年を過ごした宮野。1月27日には、『リスアニ!LIVE2019』への出演も控えているが、2019年はどんな年にしたいのか?

「すでに決まっていることだけでも、新たなチャレンジがいくつも待っています。面白いことに、忘れていたくらい昔の経験が今になって生きてくることもあるし、やっぱりやり続けること、挑戦し続けることを止めてはいけないなって。不安もゼロではないですけど、どの仕事もまた僕を成長させてくれると信じていますし、新しい出会いと新しい経験に彩られた『今が最高』をまた更新する素晴らしい一年にしたいですね」

1983年生まれの宮野は今年、年男。節目の年を迎えたエンターテイナーは、今年もノンストップで走り続けることになりそうだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.141(2018年12月21日発売/太田出版)

【関連リンク】
クイック・ジャパンvol.141-太田出版

【関連記事】
宮野真守 自己評価はなぜ100点満点中3点?
ベストアルバム発売の宮野真守 「最近、自分自身の音楽にやっと自信が持てた」
宮野真守 「僕は、“宮野真守のスペシャリスト”を目指したい」
「黒バス」の黒子テツヤ役の声優・小野賢章は黒子同様影が薄い?

※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

関連商品