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「プロレス王」鈴木みのる その名に込められた高山善廣への思い

『ケトルVOL.46』(太田出版)
『ケトルVOL.46』(太田出版)

ヒール軍団「鈴木軍」を率いて新日本のみならず様々な団体のトップ戦線で闘い続け、近年は世界中からも熱烈な参戦オファーを受ける鈴木みのる。50歳にして世界の第一線で活躍し続ける鈴木は、昨年から“プロレス王”と呼ばれるようになりました。キャリア30年にして、今なお最高の状態を更新し続ける彼ですが、このネーミングはどこから生まれたのでしょうか? 『ケトルVOL.46』で鈴木はこのように語っています。

「10年くらい前、オレが全日本プロレスに出ていた頃、(『ワンピース』のルフィ役で知られる)声優の田中真弓さんが花束を持ってリングに上ってくれたことがあって。そのとき、『オレは海賊王になるから、お前はプロレス王になれ!』とルフィの声で言ってくれたんだ。正直、感動してね(笑)。ルフィに言われたらやるしかねえよな。でも、いきなり自分から言いだしても誰も認めてくれない。だから、いつか“プロレス王”って名前にたどり着くように、情報操作をしてきたんだ」

新日本に参戦したときには、「お前らの宝物を全部寄越せ」「お前らが王様に勝てると思うのか?」などと言い放ち、ほかの選手たちを挑発してきた鈴木。すると昨年の『G1』で、煽りVTRを作るスタッフが、“プロレス王”というニックネームを使い、「ようやく来たなと思ったね」と語る彼ですが、このニックネームには盟友である高山善廣に向けた思いも込められています。

2017年5月、高山は試合中に頭部を強打。頸髄完全損傷と診断され、カラダを動かすこともままならない中、今も懸命にリハビリの日々を送っています。鈴木は高山を支援するプロジェクト「TAKAYAMANIA」を立ち上げ、募金活動やイベントの実施などに奔走してきました。そんな盟友のニックネームが“プロレスの帝王”だったのです。

「オレの前のニックネームが“世界一性格が悪い男”で、高山と並ぶのが嫌だったんですよね。向こうがカッコよく見えるから(笑)。このままオレが“プロレス王”を名乗り続ければ、あいつが帰ってきたときにすごい組み合わせになるだろう? それも今が“プロレス王”を名乗るタイミングだと判断した理由だね」

昨年TAKAYAMANIAが主催したプロレス興行『TAKAYAMANIA EMPIRE』には、団体の垣根を越えてレスラーが集い、メインイベントで高山に勝利を捧げた鈴木。すべてのプロレスファンが待ち望む高山復活の日まで、「プロレス王」の看板を下ろすことは許されないようです。

◆ケトルVOL.46(2018年12月15日発売)

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