『ケトルVOL.48』は「渋谷系」特集 平成の若者文化の魅力を再確認

カルチャー
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毎号、1つのテーマを取り上げるワンテーママガジン『ケトル』が、4月16日発売の『ケトルVOL.48』で、特集テーマとして「渋谷系」をピックアップ。音楽とデザインに満ちた平成のユースカルチャーを大特集している。

「渋谷系」は、1990年前後に流行した日本の音楽シーンのムーブメント。その定義は数多くあるが、“渋谷系”と呼ばれたアーティストたちは、紋切り型のメジャーシーンからは距離を置いて、独自の視点を持ったキャラクター性を持ち、独自の審美眼で好きなものを組み合わせて表現しており、ファッションやライフスタイルにまで影響を及ぼした。

特集では、野宮真貴、TOWA TEI、松田“CHABE”岳二、曽我部恵一、FPM、ショコラ、かせきさいだぁ、木暮晋也、カジヒデキ、沖野俊太郎らが“擦り切れるくらい聴いたレコード”を紹介しているほか、プロデューサー、クラブオーナー、アートディレクターなどが当時を回顧。樋口毅宏の小説「私が渋谷系じゃなくても」や、「フリッパーズが特別だった理由」「凝り固まった概念を壊すロック精神が音楽とシンクロしたデザインを生んだ」「『渋谷系』の系譜と再構築されるポップス」といった興味深い論考で渋谷系を掘り下げている。

『ケトルVOL.48』は全国書店、web書店で、2019年4月16日(火)発売。定価1000円+税。

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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