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歌詞付き、音頭、ラップ…… DJフクタケが『スーパーマリオ』のレア音源の世界を語る

『CONTINUE Vol.60』(太田出版)より
『CONTINUE Vol.60』(太田出版)より
Amazonより
『CONTINUE Vol.60』 KENN、アユニ・D(BiSH)、カレー沢薫、ストレンジャー・シングス、センコロ…ほか

『スーパーマリオ』と言えば、任天堂が生み出した説明不要の人気キャラ。今やテレビゲームの枠を飛び出した「マリオ」には数々の音源が存在する。そこで、雑誌『CONTINUE』では、ゲーム関連音源のDJ・研究家・コレクターとして名高いDJフクタケが、マリオの音楽を振り返る企画を実施。元ベイビーレイズJAPANの高見奈央をゲストに迎え、マリオについて語り尽くしている。まずは1986年の『スーパーマリオブラザーズ』(近藤浩治/ファンハウス/7インチシングル)から。

フクタケ 「これは正統派VGMですね。これ以前にもゲームミュージック音盤は発売されていたんですが、『スーパーマリオ』の大人気をきっかけにゲームミュージックに、より商品的価値が認められたという。ちなみにB面はオーケストラヴァージョン。原曲の要素を残しながら、オーケストラ性ある音を足しているカンジですね」

当時のゲームセンターは不良のたまり場だったが、『スーパーマリオ』の登場によって、「ゲームがポップなイメージに塗り替えられ、サブカルチャーとして受け入れられる下地ができた」と、指摘するDJフクタケ。同じく1986年に発売された『マリオの大冒険』(AYA&なかよし応援団/ポニーキャニオン/7インチシングル)は、かなりポップな内容だ。

高見 「あれ? BGMに合わせて唄ってる? 『ピーチ姫あわれ とらわれて お城』『踏み潰せクリボー 裏切り者』……裏切り者!?」

フクタケ 「ゲーム内で起こっていることを歌詞として入れ込んだ内容ですね。注目点は、クリボーがキノコ王国を裏切った、などゲームに説明するべき設定が存在するということです」

高見 「『蹴り落とせノコノコ 地の果てまで』……って、怖すぎます! ちょっと子どもが聞くには(笑)」

B面の『クッパ一族かぞえ唄』は、驚くべきことにマリオがテーマの音頭。「亀のくせして空を飛ぶ」といったフレーズも登場する珍しい作品だが、こちらも同年に発売された『GoGoマリオ!!』(プリンセス・ピーチ/ポニーキャニオン/カセットシングル/プロモ7インチシングルもあり)もかなりの珍作だ。

高見 「唄っているのが……プリンセス・ピーチ?」

フクタケ 「『スーパーマリオ』は子どもだけでなくティーンエイジャーにもウケたんです。人気深夜ラジオ番組『オールナイトニッポン』ではファミコンをネタにしたコーナーがありまして、そこで地上BGMにつける歌詞を募集したんです。それがこちらの曲、『Go Goマリオ !!』です」

ここまでのラインナップだけでも、マリオ音源の深遠さが理解できるが、最大級の問題作が、『噂のモモコ』(SMB/1986年/徳間ジャパン/7インチシングル)だ。

(♪たしか去年の10月よ モモコが俺の店に飛び込んできやがった 今噂のスーパーマリオのピーチ姫の事よ……)

高見 「何なにナニ!? あ、ラップが入った! どういうこと、コレ!?」

フクタケ 「『噂のモモコ』という曲なんですけど、元ネタはダウン・タウン・ブギウギ・バンドが1975年にヒットさせた「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」です。でも、当時ファミコンにハマっていた子どもには元ネタが古すぎてわからないという(笑)」

高見が実際のこの曲に挑戦し、「ジュゲム、パタパタ、ハンマーブロス、ブロック、クリボー、ゲッソー、バブル、キラー、ピノキオ、パックンフラワー、ノコノコ、トゲゾー!」と、見事に歌い切ると、彼女は「今度からコレを持ちネタにします」と宣言。これ以外にもディスコ、ジャズなど、様々なバージョンが存在し、近年では2014年にもBGMをアレンジした作品が発売されており、偉大なるマリオミュージックはこれからも口ずさみ続けられていきそうだ。

※CONTINUE Vol.60(2019年7月25日発売)

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