都市生活や近代芸術と子どもとの関係を知る『画家が見たこども展』

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まもなく開館10周年を迎える三菱一号館美術館が、『開館10周年記念 画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン』を2月15日(土)から開催する。

三菱一号館は、鹿鳴館やニコライ堂、旧古河庭園など、数々の名建築物を手掛けたイギリスの建築家ジョサイア・コンドルが設計した洋風事務所建築。1894年に建設された同館は、老朽化により1968年に解体されたが、2000年代に復元が決定し、明治期の設計図を使って2010年に三菱一号館美術館として新たに生まれ変わった。開館後は、都市と芸術のかかわりにスポットをあてた企画や、建物の特性を活かした親密なテーマによる展覧会を数多く開催してきた。

同展は、19世紀末パリの前衛芸術家グループ「ナビ派」の画家たちが追求した親密なテーマの中から「子ども」に焦点をあて、都市生活や近代芸術と子どもとの関係を検証するものだ。会場には、ピエール・ボナール、フェリックス・ヴァロットン、モーリス・ドニ、エドゥアール・ヴュイヤールらナビ派の画家やフィンセント・ファン・ゴッホが乳児を描いた『マルセル・ルーランの肖像』など、油彩・版画・素描・挿絵本・写真等約100点が登場する。

『開館10周年記念 画家が見たこども展-ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン』は、2020年2月15日(土)~6月7日(日)まで、三菱一号館美術館(千代田区丸の内2-6-2 JR「東京駅」徒歩5分)にて開催。開館時間は10:00~18:00(祝日を除く金曜、第2水曜、4月6日と会期最終週平日は21:00まで)。休館日は月曜(但し祝日・振替休日の場合、開館記念日4月6日、会期最終週6月1日と、トークフリーデーの3月30日、4月27日、5月25日は開館)。入館料は当日一般1700円。

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開館10周年記念 画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン-三菱一号館美術館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。