『夫のちんぽが入らない』のこだまのエッセイ『ここは、おしまいの地』が文庫版に

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デビュー作『夫のちんぽが入らない』が大きな話題となったこだまの自伝的エッセイ『ここは、おしまいの地』の文庫版が6月11日に発売される。

『夫のちんぽが入らない』は、交際期間を含めると20年、愛し合いながらも身体では繋がれない夫婦の姿を妻の目線から描いた私小説。圧倒的なインパクトを持つタイトルの同書は、発売直後から大きな話題となり、実写化やマンガ化も実現した。

第2作『ここは、おしまいの地』は、こだまが家族や職場、これまで経験してきた半生を描いたものだ。

〈何もない“おしまいの地”に生まれた実家は、空き巣に何度も入られ、訪問販売の餌食だったこと、中学の卒業文集で「早死しそうな人」「秘密の多そうな人」ランキングで1位を獲得したこと、引越し業者でさえ「これは最強っすね」と袖口で鼻を押さえながら言ってくる「臭すぎる新居」での夫との生活……〉

見事なまでに災難に巻き込まれる彼女の半生が描かれている。同作は第34回「講談社エッセイ賞」も受賞した。文庫版には、あとがきとして5000字のエッセイ「私は『かわいそう』なんかじゃない」が掲載されている。

文庫版『ここは、おしまいの地』は2020年6月11日(木)発売。660円+税。文庫化を記念して、電子書籍版も1200円から600円に割引となっている。

【関連リンク】
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こだま『ここは、おしまいの地』特設サイト

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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