クイック・ジャパンvol.114 のコンテンツ

114号紹介「玉井詩織(ももいろクローバーZ)」

2014.6.04 | 2014.7.07 updated

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玉井詩織
(ももいろクローバーZ )

Unknown self

2014年3月31日。
玉井詩織はバッサリと髪を切った。
中学1年生から、ずっと学業とももクロを両立させてきたが、その生活もこの日をもって終了する。ももクロに専念するにあたり、気持ちをリセットする儀式として、切り落としたのだが、そう思いたったのは髪を切る、当日だった。
2014年5月16日。
ももクロ結成6周年記念日の前日、今度は大胆に前髪を切った。
最初は現場のノリで話していた冗談が「でも、私、よくよく考えたら、そんなに髪型にこだわりがあるわけじゃないから、まぁいいか」とテレビ生出演の直前にハサミを入れた。
だから、この特集には外見的には「二人の玉井詩織」が並立していることになる。
ルックスやスタイルに関しては、グラビアを見ていただければ、一目瞭然、そこに余計な説明などいらないだろう。
ただ、どれだけ言葉を費やしても、なかなか正体が見えてこないのが、彼女の「内面」である。
「自分でも、自分のことがわからない」
そう断言する玉井詩織の「内面」を探るため、本人はもちろんのこと、メンバー、マネージャー陣、そして、ご両親にも聞き取り取材を重ねてみたら、そこには「二人の玉井詩織」どころか、本当に沢山の彼女の引き出しが飛び出してきた。
一応、ブロックごとに分かれてはいるが、今回の特集はぜひ、最初から順番に読み進めていってほしい。いくつもの証言が、徐々に1本の線に繋がっていくからである――。

◆スペシャル・フォトvol.1 
「黄昏を待っている」
◆ドキュメント
生誕の地・種子島へ。
◆TANEGASHIMA Now&Then
◆16,000字インタビュー
 私のことがわからない? 私も私がわからない
◆百田夏菜子が、玉井詩織の前で「玉井詩織」を語る
◆佐々木彩夏が語る「玉井詩織」
玉井さんは「しおりんっぽいってなんなんだろう」っていつも考えてる
◆有安杏果が語る「玉井詩織」
 「本当にももクロが好きなんだな」というのを、すごく感じる
◆高城れにが語る「玉井詩織」
他人のことになると器用なのに、自分のことだと不器用。それでもどかしくなる
◆スペシャル・フォトvol.2 
「TAMAI・19」
◆精神鑑定報告書(担当医:斎藤 環)
◆生い立ちアルバム「成長の記録」──両親が語る、“娘・詩織”
◆玉井詩織論──“Unknown self”をめぐる、長大な取材後記

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