クイック・ジャパン VOL.93 のコンテンツ

93号紹介「さまぁ~ず」

2010.12.02

qj93_04.jpgさまぁ~ずになりたい。

先日、『リンカーン』(TBS)の"説教先生"にロッチが出演していた。錚々たる顔ぶれの芸人たちに「お前ら古いんじゃ!」と罵声を浴びせるロッチ。そんな中「えぇんちゃう? 今のままで」と言われた唯一の出演者が、さまぁ~ずだった。これはおそらく、若手芸人共通の認識だろう。さまぁ~ずになりたい。自然体で気負いがなくて、商店街をブラブラしているだけで面白い。しかし、さまぁ~ずになりたいのは芸人だけではない。一般の視聴者も同じなのだ。複雑な人間関係や大人の事情にがんじがらめになっていればいるほど、この二人に会いたくなる。さまぁ~ずのDVDが、お笑いコンテンツの中でも特殊な意味を持つ理由は、そんなところにあるのだと思う。今回本誌は"○○さまぁ~ず"と名の付くすべての冠番組についてインタビューを行い、 5年目に突入した『内村さまぁ~ず』の初生配信イベントに密着した。さまぁ~ずDVDが支持される理由を明らかにしたい。(文・西澤千央)

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