VAPEと普通のタバコは何が違うの?

VAPEと普通のタバコは何が違うの?

ケトル編集部

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人前でVAPEを使用すると、タバコを吸っているのと間違われる場合もある。

パッと見、煙が出ているように見えるので仕方がないことかもしれないが、VAPEユーザーとしてはその違いを明確に理解しておいた方が周囲に対して理解を促すこともできるというものだろう。

言うまでもなく、VAPEとタバコ(いわゆる、紙巻きタバコ)は全くの別物だ。タバコ葉を燃焼させて発生する“煙”を吸い込むのがタバコで、こちらは灰が出るし、煙にはタールが含まれる。

これに対して、煙ではなく“水蒸気”を吸うのがVAPE。専用のデバイスでVAPEの発生源を加熱し、水蒸気を発生させて吸引するのが大まかな仕組みだが、吸っているのは水蒸気なので副流煙や灰は発生しないし、タールも無縁。つまり他人にも自分にも優しいというわけだ。

VAPEには“タバコ葉タイプ”と“リキッドタイプ”の大きく2つの分類がある。タバコ葉タイプは文字通りタバコ葉を使用したVAPEで、加工された本物のタバコ葉を加熱し、発生した水蒸気を吸うというもの。例えばJTが販売している『Ploom』は、現代的でスマートなルックスである。タバコ葉が詰まった専用の「ポッド」を装着するだけという手軽さ、そして本体価格の手頃さも魅力だが、ニコチンを含む“しっかりとした喫煙感”はタバコを愛するスモーカーには嬉しいはずだ。

そしてリキッドタイプのVAPEは、ジュースとも呼ばれるリキッドを加熱して水蒸気を発生させる。さまざまな成分をブレンドした特製のリキッドには驚くほど高級なものもあり、欧米では次世代の嗜好品としてすっかり市民権を得ている。特にVAPEカルチャー発祥の地カリフォルニアでは専門ショップはもちろん、VAPEバーで新しい味のリキッドをテイスティング……なんてことも当たり前になっているほどである。

以上のように、タバコとは異なる特徴を兼ね備えたVAPE。さらにタバコとの違いを実感するためには、とにかく試してみるのがいちばん手っ取り早いだろう。

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