愛用者にはどんな人が多い? VAPEユーザーの傾向

愛用者にはどんな人が多い? VAPEユーザーの傾向

ケトル編集部

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ここ日本でも確実に愛好者を増やしているVAPEだが、世界的には主にどのような人々が嗜んでいるのだろうか? そんな疑問を解消するリサーチが、アメリカのオハイオ州シンシナティで行われていた。

この調査は2011年に、200人以上を対象として行われたもの。もともとはコンビニ業界紙に掲載された記事とのことで少々古いデータになるが、VAPE愛用者の傾向が分かりやすく、非常に興味深い内容だ。

まず、愛用者の49.5%が初めてのVAPEを「ネット」で購入している。そしてVAPE利用者のうち通常の紙巻きタバコも喫煙しているか、過去に喫煙者だったのは46%。また、79%は初めて使用してからVAPEを継続し、82%が並行して通常の喫煙を続けているとのこと。

つまり、VAPE利用者は、もともと喫煙者だったユーザーはもちろん、喫煙者ではなかったユーザーも多く、喫煙者の多くが紙巻きタバコとVAPEを並行して使用していることから、VAPEが紙巻きタバコとは違うものとして受け入れられていることが伺える。さらに興味深いのは、女性の利用者の増加率が60.5%で、男性の39.5%より1.5倍も高いという点。これは女性の方が“ニオイ”に気を使う傾向にあり、男性よりもトレンドに敏感で、さらにネットショッピングをする割合が高いといった理由が考えられる。

とはいえ、ここ数年で急速に広まっているVAPEだけに、現時点で調査をすればまた違った結果が得られるはず。日本でもタバコとVAPEを吸い分けているユーザーが多いようだが、世界の流行が与える日本への影響を考えれば、今後も日本でVAPEが新しい嗜好品として受け入れられて行くのは、ごく自然な流れと言えるだろう。

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