六本木の空にマン・レイの作品が浮かぶ

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明日14日から東京・六本木の国立新美術館で『マン・レイ展 知られざる創作の秘密』が始まる。

マン・レイ(本名・エマニュエル・ラドニツキー 1890~1976)は、アメリカ出身の芸術家。ロシア系移民の子として生まれた彼は、1910年代にニューヨーク・ダダの中心人物として活躍し、その後パリへ渡りパリのダダイストと接触。ダダイスム、シュールレアリスムの牽引者として、写真、絵画、彫刻など幅広い創作活動を行った。

同展は、2007年よりヨーロッパを巡回してきた展覧会が、ようやく日本にお目見えすることになったもの。マン・レイの生涯が四つに区切って紹介されており、日本展だけに出品される70点を含め、約400点のマン・レイ作品が展示されている。これまで一般公開されたことのない作品に加え、マン・レイが10代の頃に描いたドローイングや水彩画、私的な文書など、貴重な関連資料も多数展示される。

また今回『マン・レイ展』は、iPhoneアプリの「セカイカメラ」とのコラボレーションを実施。期間中、会場となる六本木付近には、出展作品の《無題〈マン〉》をモチーフにした「青いハート型のエアタグ(セカイカメラを通じて風景に添付できる仮想情報)」が、さらに新国立美術館上には、≪無題(黄金の唇)≫をモチーフとした「黄金の唇型エアタグ」が浮かぶことになっている。

『マン・レイ展』は、国立新美術館(東京メトロ・乃木坂駅すぐ)で7月14日(水)~9月13日(月)まで。また同展は、9月28日~11月14日まで大阪の国立国際美術館でも開かれる。

※このページの画像はスクリーンショットです

【関連リンク】
・マン・レイ展 知られざる創作の秘密
http://www.man-ray.com/
・マン・レイ展公式ブログ
http://www.man-ray.com/blog/
・国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER. TOKYO

※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。