風力で動く巨大人口生命体がお台場に登場

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9日(木)から、東京・お台場の日本科学未来館で、オランダ人芸術家・テオ・ヤンセンの企画展『テオ・ヤンセン展~生命の創造~ 物理と芸術が生み出した新しい可能性』が開催される。

テオ・ヤンセン(Theo Jansen)は、1948年オランダ生まれの芸術家。大学で物理学を専攻した彼は、75年に画家へと転向し、90年からキネティックアート(動きを取り入れた芸術作品)「ビーチアニマル」の制作を開始した。「ビーチアニマル」は、プラスチックチューブやペットボトル、木材などで構成され、風を受けるとまるで生き物のように動き出す作品。大きいものでは体長が12メートルにもおよぶビーチアニマルが、風力や人力で動く姿は圧巻だ。

同展では、世界初公開となる「シアメシス」(体長9メートル)をはじめ、巨大作品2体、小型作品(体長4 メートル)2体など新旧計13体が集合し、会場内で巧妙な動きを披露。プラスチックチューブから作られた体を持ち、風からエネルギーを取り込んで歩く彼らの姿を通じて、生命について考えてみる展覧会となっている。

『テオ・ヤンセン展~生命の創造~ 物理と芸術が生み出した新しい可能性』は、12月9日(木)~2月14日(月)まで、日本科学未来館(江東区青海2-3-6 「船の科学館」駅徒歩5分「テレコムセンター」駅徒歩4分)で開かれる。開館時間は10:00~17:00、休館日は毎週火曜日(1月4日は開館)。入場料は大人 1200円、18歳以下 500円。

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【関連リンク】
テオヤンセン展 ~生命の創造~
日本科学未来館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。