前衛音楽家ジョン・ケージ作品 日本初演

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1月29日(土)~30日(日)の両日、東京・浅草の「アサヒ・アートスクエア」にて、ジョン・ケージ作曲の『ヴァリエーションズVII』が、日本で初めて演奏される。

ジョン・ケージ(John Cage 1912~92)は、アメリカ出身の前衛音楽家。演奏者が4分33秒にわたって一音も発することなく演奏が終了する「4分33秒」や、ピアノの弦にボルトや木片などの異物を挟み込み、それによって得られる音色の変化を狙った「プリペアードピアノ」など、前衛的、革新的な音楽活動で知られ、現代音楽家に多大な影響を与えている。

今回演奏される「ヴァリエーションズVII」は、66年にニューヨークで初演された巨大なライヴ・エレクトロニクス作品。録音された音や事前に用意した音を一切使わずに上演される、真の意味でのライヴ・エレクトロニクスであることが最大の特徴で、「空中に飛び交う電波」「心臓や衣擦れのような小さ過ぎて聴こえない音」「遠くにあって届かない音」「自然に漂う放射能」「アナログ電子回路が生み出す電気の波」などをエレクトロニクスによって可聴化、混合し、17チャンネルのスピーカーから放出する。

「ジョン・ケージ『ヴァリエーションズVII』」は、アサヒ・アートスクエア(墨田区吾妻橋1-23-1スーパードライホール4F)にて、1月29日(土)19:00開演、30日(日)15:00開演。上演時間は2時間の予定。チケットは全席自由で前売2500円、当日2900円となっている。

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naya collectiveヴァリエーションズVII
ASAHI ART SQUARE

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。